財布にやさしい麦茶の作り方は「煮出し」と「水出し」どっち?風味や保存期間の違いはあるの?
煮出し麦茶の場合
煮出し麦茶は、沸騰したお湯の中に麦茶バッグを入れて5分ほど煮出します。お湯出し麦茶を作る際、310秒(約5分)でガス代がおよそ2.24円であったことから、お湯出し麦茶の費用11.84円にさらに2.24円を足して、約14.08円です。水出し麦茶が9.6円だったことから、煮出し麦茶の方が1.5倍ほどの費用がかかることになります。 例えば、麦茶をそれぞれの方法で1日1回と2回作った場合の、1ヶ月あたりの費用は、表1のようになります。 表1
※筆者作成 手間を省いてペットボトルで麦茶を購入することを考えると、どの方法もかなり財布にやさしい金額になります。
作った麦茶に風味や保存可能期間の違いはある?
麦茶の風味が好きという方もいらっしゃるでしょう。作り方によって、風味や色には若干の違いがあります。 水出しの場合、手間がかからない一方で、お湯出しや煮出した麦茶と比べて色や風味が出にくく、抽出までに時間がかかる傾向があります。お湯出しや煮出した麦茶は、味や香り・風味が強くなりやすく、短時間での抽出が可能です。 保存可能期間はいずれも冷蔵保存で2~3日程度といわれます。しかし、保存状態によっては傷みやすくなるため、1日で飲みきるようにするとよいでしょう。 また、麦茶バッグは入れっぱなしにすると、雑菌が繁殖しやすくなります。推奨時間に合わせて取り出すようにし、常に清潔な容器に入れて、常温保存は避けて必ず冷蔵保存してください。
煮出した麦茶は水出しのおよそ1.5倍の費用がかかる可能性がある
今回検証した結果によると、自宅で麦茶を作る場合、水出しと煮出した麦茶ではおよそ1.5倍の費用の差が出る場合があります。 風味や色に違いはあるものの、どの方法でもおいしい麦茶を作ることが可能です。どの抽出方法でも、保存期間の目安は2~3日程度ですが、保存方法によっては傷みやすくなります。作った後はなるべく早めに飲みきるようにしましょう。 ノンカフェインで赤ちゃんからお年寄りまで安心して飲める「麦茶」は、ミネラルも補給できる便利な飲み物です。上手に活用して、熱中症予防にも役立ててください。 出典 仙台市水道局ホームページ 中部電力ミライズ株式会社 カテエネ 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部