大分の魅力をアートで再発見!「Oita Cultural Expo! '24」の見どころ6選。
栗林は「植物が成長することにより、そのエネルギーが訪れた人々に返る」と考え、地域の人々と協働して育てていこうと提案。少なくとも10年間は設置し、人と植物、人と人との交流の場にしたいと言う。『元気炉トリップ』とは違って中には入れないが、植物の成長はもちろん、時間や天候によって表情を変えていくのも見どころ。
見どころ5. GALLERIA MIDOBARU(ガレリア御堂原)でアートな宿泊体験。
数多くある別府の温泉宿のなかでも、アートに囲まれた空間で宿泊を体験できるのが、2020年にオープンしたGALLERIA MIDOBARU(ガレリア御堂原)。堀田温泉に位置するガレリア御堂原は、路地の多い別府の町を模した立体的な建築構造で、柔らかい土の感触を伝えるような赤茶色の外観が特徴。
館内ではロビーやテラスから一部客室に至るまで、さまざまなアート作品を展示。別府出身の写真家、草本利枝が鉄輪と亀川にある地獄地帯を撮影した写真がバーのスペースを美しく彩る。
また別府タワーなど、市内のモチーフを取り入れた大巻伸嗣のインスタレーションも圧巻。ロビーを鮮やかに照らし出す。
見どころ6. 「Oita Cultural Expo! '24」を肌で感じられるカルチャーツアー。
明治12年創設の竹瓦温泉をはじめ、多くの共同浴場が点在する別府は、細い路地にレトロな建築がひしめき合う。ビルや商店の壁面にはアーティスト、マイケル・リンの作品があったりするなど、街中でもアートを見つけられる。共同浴場や観光地と歓楽街が渾然一体となるような街並みもユニークだ。
最後にカルチャーツアーについてご紹介したい。大分市では、Yottaの作品とアトリエを巡る散策ツアーを実施。別府市では、在住のアーティスト勝正光が街の見どころを詳しく紹介するスペシャルなツアーが行われる。(詳しくは公式サイトを参照)ひとりやグループで気ままに回るのも楽しいが、カルチャーツアーに参加すれば、よりアートや街の人々の活力を肌で感じられるはず。今後さらに盛り上がりを見せる「Oita Cultural Expo! '24」で、アートを通して大分県の魅力を再発見したい。
「Oita Cultural Expo! '24」 会期:開催中~2024年6月30日(日)※イベントにより異なる 会場:大分県大分市、別府市、佐伯市、臼杵市、竹田市、国東半島(豊後高田市、国東市) www.oita-cultural-expo.com www.instagram.com/oitacexpo24
text: Harold