大分の魅力をアートで再発見!「Oita Cultural Expo! '24」の見どころ6選。
大分市内にはほかにも、同市出身の建築家、磯崎新の設計したアートプラザや、建築家の坂茂が手がけ、大分ゆかりの作家の作品を中心にしたコレクション展やさまざまな企画展を行う大分県立美術館(OPAM)もある。アートや建築ファンにとって見逃せないスポットも多い。
ビルのシャッターや地下道、また古いビルの合間などに設置された15のストリートアートを鑑賞しながら、大分の街をのんびり歩くのもおすすめしたい。
見どころ3. 別府で展開中。アーティスト、栗林隆によるふたつのプロジェクト。
国内外からの大勢の観光客で賑わう温泉地、別府にてカルチャーイベントを手がけるのは、現在、日本とインドネシアを往復しながら国際的に活躍するアーティストの栗林隆。JR別府駅から海へ向かって歩くこと約10分。ヨットハーバーの隣接する北浜公園では、世界中のアーティストが次世代に残したい作品を船に乗せ、アートエネルギーを届けるという「Tanker Project」が展開中。ここでは会期のはじめに映像作品の上映やトーク&ライブイベントが行われるなど、別府における「Oita Cultural Expo! '24」のひとつの拠点となっている。
「人々を元気に」をスローガンに、大きな釜で薬草を入れて湯を沸かし、蒸気をパイプで特定の空間に送り込む『元気炉トリップ』が、北浜公園をはじめとした市内各所にて展開している。服を脱いで、薬草の香りを感じながら熱い蒸気を全身で浴びていると、身体も心も爽やかとなり、明日への活力が湧いてくる。別府の温泉巡りのプラスαとして、ぜひ体験したい。
見どころ4. 地域の人々とともに育てる! 温泉地に現れた『植物元気炉』。
源泉数、湧出量ともに日本一を誇る別府は「別府八湯」と呼ばれるように、異なった泉質を有する8つの温泉郷から成り立っている。ここにも立ち寄りたいスポットのひとつが! あちこちから湯けむりがもうもうと立ち上がり、硫黄の匂いも感じる鉄輪(かんなわ)温泉に新たに公開されたのが、栗林隆の『植物元気炉』。ヒノキとガラスを組み合わせて作られた作品はまるで一種の植物園のよう。大分県内はもちろん、全国各地より募って集めた多種多様な常緑植物が植えられている。