巨人・落合博満41歳が猛批判「はっきり言って、原辰徳」“落合vs原”…30年前オフにバチバチの論争「原がしっかりしてたら巨人移籍なかった」
ファン投票の結果「落合は2位だった」
プロレスラーの高田延彦がキャスターを務めるフジテレビ『スポーツWAVE』の中で、「今夜決定!! 『’95こいつが栄光の巨人軍4番打者だ!! 』」という視聴者参加のテレゴング(電話アンケート)が行われたのだ。 この企画において、8万1580票を集め、「2位落合4万3089票、3位松井3万2859票、4位広沢1万9692票、5位マック1万9165票、6位ハウエル8524票」と2位以下に大差をつけて、ぶっちぎりのトップに輝いたのが原だった。 当時、ジャイアンツファンですら、長嶋巨人の過剰な大型補強路線に明らかに戸惑っていた。同時にあまりに猛スピードで変化するチームへの反発で、80年代の巨人の顔でもあった原にある種の郷愁と共感を覚えていた。まるでリストラ寸前のベテラン社員のような悲壮感を背番号8に見たのである。 故障明けでひとり独自の調整を続け、「落合は今季、何試合出場できるか?」と囁かれた逆風のオレ流と、世論を味方につけた逆襲の若大将の一塁ポジション争い。95年の開幕前は確かにそういう雰囲気だった。 だが、いざペナントレースの蓋を開けてみたら、両者の野球人生は残酷なコントラストを描くことになる――。落合は首位打者争いを繰り広げ、原は現役最後の1年になるのである。 <続く>
(「ぶら野球」中溝康隆 = 文)
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