【東都入れ替え戦】駒大、昨秋以来の2部降格 2月就任の香田監督「意味のある点差。前向きに」
<東都大学野球:東農大12-1駒大>◇1、2部入れ替え戦◇最終日◇27日◇神宮 昨秋、最短での1部復帰を果たした駒大が、再び2部に逆戻りとなった。先発の高井駿丞投手(4年=広島商業)が1回2/3を投げ5失点。その後も4投手を投入するも、東農大打線を止められず、18安打12失点。打線もわずか3安打。7回に網治晃佑外野手(2年=筑陽学園)が放った右越えソロ本塁打での1点のみに終わった。 【写真】2部降格にガックリの駒大ナイン 思いも寄らぬ大敗に、香田誉士史監督(53)は「東農大さんの勢いが上だった。そこに先発の高井が我慢ができなかった」と振り返り、柳野友哉主将(4年=大阪桐蔭)は「私生活などにも甘さはあったと思う。もう1度見直して、レベルアップして必ず戻って来られるよう、やるしかない」と悔しさをかみしめた。 今年2月、香田新監督を迎え、チームはさらなる強さを求めてスタートした。香田監督は「悔しい。でも、受け入れるしかない。試練というか、人生の中で何か意味のある点差なんだと受け止めて。これで終わりではないのだから。前向きにやっていきたい」と言葉を選ぶように話した。この敗戦を糧に、もっともっと強くなるために。秋は2部から再スタートを切る。