3946万8000円の新しいベントレーのオープンカーは超エレガントだった!!! 新型コンチネンタルGTCアズールの贅沢すぎる走りに迫る
新しいベントレーの「コンチネンタルGTC アズール V8」は極上の1台だった! 【写真を見る】新型コンチネンタルGTC アズール V8のゴージャスな内外装(19枚)
素晴らしい世界観
ほかに類のないラグジュアリーカーに乗りたければ、ベントレーのコンチネンタルGTC アズール V8は最有力候補だ。 2022年に発表されたアズールシリーズの1台。“ストレスフリーなインテリア環境”が、アズールシリーズのセリングポイントという。ベントレーの特徴のひとつ「長距離を迅速かつスムーズに移動できる特徴にフォーカスした仕様」と、説明される。 なにはともあれ、ここで特筆したいのは、コンチネンタルGTC アズール V8の素晴らしい世界観。コートダジュールで知られる南仏の紺碧(アジュール)海岸と同じ単語(表記は違うが)をサブネームにしているだけあって、内外装のみごとなカラーリングは息を呑むほどだ。 車体は紺碧、GTC(Cはコンバーチブルかカブリオレ)の布張りトップも紺碧。室内も濃紺が基調で、シートは白色のステッチを使ったダイヤモンド(菱形)パターンと、側面のコバルトブルーの組み合わせが、類のない美しさを生み出している。ダッシュボードも黒に近い紺、という凝り方だ。 念のために書いておくと、紺碧しか選べないのでなく、標準で用意された車体色は16色におよび、内装を含めてこまかな仕様は、ほとんどフルオーダーといえるほど多種多様に用意されているそうだ。 コンチネンタルGTC アズール V8の最大の魅力はなにか。ドライブしていると、凝った素材と色の組み合わせによる室内は、このうえなくデザイン性にすぐれたものと感心する。 クルマはたしかに機能主義的なプロダクトなのだけれど、乗員にとってなにより大事なのはインテリアの居心地のよさ。素材感と色づかいと、アズールシリーズに盛り込まれたマッサージ機能やノイズキャンセレーションシステムなどによって、見事な上質感を楽しめる。これはほかではなかなか見つからない世界観だと思う。 「ドライバーと乗員が出発したときよりもリラックスして目的地に着けるよう、テクノロジー、デザイン、クラフツマンシップを一体化し、クルマに乗るときのウェルビーシングに対する総合的なアプローチをおこなっています」 ウェルビーイングとは、ご存知のように、心身ともに満たされた状態。そもそも出来のよいクルマをドライブすることは、クルマ好きの精神にとってよい影響を及ぼしそうだけれど、身体のほうもケアする……というのがアズールシリーズ(ほかに「ベンテイガ」や「フライングスパー」に設定)の特徴だそう。