悔いのない競輪人生を送るため「1年1年が勝負」GPレーサー金子貴志が引退した同期のもとを訪れて思うこと
netkeirin連載コラム『不屈の男・金子貴志の奮闘記~40代の挑戦~』
Yahoo!ニュースをご覧の皆さん、金子貴志です。暑い日が続いていますが元気に過ごされていますか? 私は体調に気をつけながらトレーニングを頑張っています。 今回は競輪学校(現養成所)の75期同期・福岡県の白銀直喜さんの家に行ったことなどを書いていきたいと思います。
引退した同期との交流
2014年の7月に引退した白銀さんとは、競輪学校でデビュー前から切磋琢磨してきました。在校中の競走訓練では、地区が違うのに私の後ろに付いてくれたりして、相性がとても良かったことが記憶に残っています。その白銀さんは今、JKAの職員として九州地区の競輪場で働いています。一か所だけではなくいくつもの競輪場を掛け持ちしているので、大変忙しいみたいです。 私が九州の競輪場で走る時に検車場で顔を合わせることもあり、たびたび『一度遊びに来て』と声をかけてもらっていました。なかなかタイミングが合いませんでしたが、ようやく叶い白銀さんの家にお邪魔しました。 家に着くと、奥さんと子どもたちが出迎えてくれました。白銀さんのご家族に会うのは初めてでした。いつも優しい白銀さんですが、まだ幼い子どもたちと接する姿は私が知っている白銀さんとまた違う表情で、いっそう優しいパパの顔になっていました。その表情をみているだけで私はなんだか嬉しくなり、癒やされました。
白銀さんのこだわりの家は、お洒落で景色も良く海外の映画に出てきそうな感じでした。家は高台にあり、海が見えるリゾート地です。敷地内にはプライベートビーチもあり、贅沢な空間が広がっていました。ビーチで夕日を見て、波の音を聞きながら、ゆったりとした時間を過ごすことができました。 仲睦まじい白銀さん一家。こんな綺麗な景色を見ながら、家族と食卓を囲めるなんて素敵だなと思いました。競輪選手を引退してからも幸せに暮らしていることが伝わってきて、私の心も温まりました。
新鮮な海の幸を堪能
夜は近くの居酒屋で楽しい時間を過ごしました。お店には生け簀もあり、新鮮な海の幸を味わうことができました。 この地域はイカが有名だそうで、白銀さんは「どうしても食べさせたい」とわざわざお店の人に頼んでくれていました。活きたイカを締めてお刺身に、その次は天ぷらにしてもらい、堪能しました。 さらに、生ではなかなか食べられないサバのお刺身もいただきました。以前、釣りをしたときにサバを釣ってお刺身にしたことがありましたが、それ以来です。美味しい食事を味わいながら、競輪学校時代からの思い出話にも花が咲きました。