公園を人の集まる人気スポットに!飲食業界の異端児の挑戦
部活動が仕事に活きる~ゼットン流社員のコミュ術
神奈川・藤沢市の江ノ島・片瀬海岸。週末には多くのサーファーたちが波を求めてやってくる。 そこで講習を受けている一団がゼットンの社員たちだ。彼らはゼットンのサーフィン部だ。こうした部活動がゼットンは盛んなのだ。 初心者には先輩部員がアドバイスをする。普段働いている場所はバラバラで、顔を合わせることはほとんどない。だが、こうして過ごしていくことでお互いの距離が縮まっていく。 「あまり関わりのない部署の人たちとコミュニケーションを取れます。乗れた時には褒めてくれる」(営業企画部・宇野真夏) 部活動に参加するかどうかは社員の自由だが、会社としても活動費をフォローしている。サーフィンの講習はレッスン料1人5000円だが、半分は会社持ちだ。 「半分会社に出してもらえるから、残りの半分でみんなでランチを食べに行ったりします」(販売・商品開発部・古田淳) 他にも軽音部やランニング部など、いくつもの活動が継続中だ。部活動は業務でもプラスの効果が現れていると言う。 サーフィン部で一緒に海にいたメニュー開発の古田とSNS宣伝担当の宇野はこの日、SNSに載せる新メニューの写真を検討していた。 役職では古田が上だが、宇野も負けていない。ざっくばらんに話し合えるのも、部活動でコミュニケーションがとれているからだという。 「最初は話しかけるのがちょっと怖いという気持ちがあったのですが、サーフィン部で褒めてくれたり、手料理を振る舞ってくれたりして、気軽に話しかけられそう、と」(宇野) ※価格は放送時の金額です。 ~村上龍の編集後記~ 山下公園の足湯はヒットだった。足湯だから、靴や靴下を脱がなければならない。それだけで開放的になる。眼前に広がるのは、日本でも有数の港町だ。鈴木さんは34歳のとき軟骨芽細胞腫という病にかかり、一生車いすの生活も覚悟した。幸い手術は成功し、リハビリではじめた運動からトライアスロンに。公園でジョギングするうち、公園をもっと長い時間を過ごせる居心地のよい場所にという気づきが生まれた。腕には年代物のロレックスが。創業者がくれたものだ。友情の時計がいつも腕にある。 <出演者略歴> 鈴木伸典(すずき・しんすけ)1971年、岐阜県生まれ。愛知大学卒業後、1996年、創業者に誘われゼットン入社。2001年、東京進出。2004年、取締役副社長就任。2016年、代表取締役社長就任。 ※「カンブリア宮殿」より
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