家事ストレスが激減! プロが手放した「今すぐやめるべき家事」とは
2.家族に干渉するのをやめる
(1)子どもに口うるさく言わない 我が家には小1の娘がいます。毎朝持ち物を確認したり、帰宅後おたよりを出すように言ったり、宿題をやるように促したり……。「小学生になると本当に大変だな」と痛感。毎日口うるさく言っていたので、私もストレスが溜まるし、娘も言われるのが嫌で反抗的な態度になってしまいました。こんな毎日は嫌だし、子どもも受け身で育ってしまう……と思い、「毎日のやることリスト」を娘と一緒に作りました。
娘と一緒に考えた「朝やること」は
・持ち物を確認する ・ハンカチとティッシュを用意する ・名札をつける ・歯磨きをする ・髪をしばる の5つでした。 そして、それを書いた紙を娘のランドセル置き場に貼り付けました。 驚くことに……こんな簡単なことをやっただけで、翌日から紙を見ながら自主的に動こうとするようになり、私から口うるさく言うことが減りました。 もちろん完璧ではなく、持ち物の確認が甘く、娘が忘れ物をして行くときもありました。しかし本人はその失敗を自分で反省して、「明日は気をつけなきゃ」と翌日はちゃんと持ち物を確認していました。親が全部見てあげないと失敗することもありますが、それだといつまでたっても受け身で主体性が生まれないので、このやり方に変えて良かったと思っています。 また、ゲームの約束事も娘と一緒に考えて、紙に書いて壁に貼り付けています。自分で考えたルールなので、うるさく言わなくても今のところ約束事を守っています。 子どもに何度も何度も言うのではなく、言わなくてもいい仕組みや環境をつくっていくことが必要だと感じました。 (2)夫の家事に手を出さない 私に苦手な家事があるように、夫にも苦手な家事、得意な家事があります。
夫に任せている家事は
・米を研ぐ ・サラダづくり ・床拭き掃除機をかける ・夕食後のキッチン掃除をする ・食洗機にかけた皿を戻す と、比較的本人が苦に感じることなくできることを夫の分担にしています。 ちなみに夫は結婚した当初、家事はまったくできず、ほとんど私がやっていました。しかし、私の育休復帰後は夫に家事をやってもらわないと回らないと思ったので、育休中に少しずつ家事を教えて、一通りの家事ができるようになりました。 「夫には無理だ……」と思っていましたが、少しずつやり方を教えるとできるように。もちろん、完璧ではなく、あれこれと言いたくなることもあるのですが、大きいこと以外は目をつぶり、あまり言わないようにしました。私には私のやり方があるように、夫には夫のやり方がある。そして私も完璧ではない。お互い様!……そう思って、夫に任せた家事については何か言ったり、手を出さないようにしています。 「名もなき家事」のような細かい家事までは気づいてやってはくれませんが、必ずやってほしいことを明確にして、ルーティン化させてしまうと夫側は動きやすくなると思います。家事を教えたり、任せたりすることは最初は大変かもしれませんが、今後何十年という長い目で見ると、一人で全部を負担することの方が大変なので、今から少しずつ夫が家事をやってくれる仕組みを作っていくことをおすすめします。 (3)ていねいな暮らしをやめる SNSや雑誌を見ると、「ていねいな暮らし」に憧れを抱きますが、やってみて続かないなら無理をせず諦めましょう。