パリパラリンピック注目競技:車いすラグビーを徹底解説!ルールと見どころを紹介
激しいタックル音が響く車いすラグビーは、パラリンピック競技の中でも特に注目される競技の一つです。 アスリートたちの輝きを捉えたパラスポーツ写真 選手たちは専用の車いすに乗り、激しくぶつかり合いながらも緻密な戦略を駆使して得点を狙います。 ルールや見どころを知れば、その奥深さに驚かされること間違いなしです。 この記事では、初心者でも楽しめる車いすラグビーの魅力を徹底解説します。
車いすラグビーは、車いす競技の中でも特に激しい衝突が特徴的なスポーツです。その激しさゆえ、「マダーボール(殺人球技)」との異名を取り、選手たちは猛烈なタックルを繰り広げます。 選手たちが使用するのは、通常の車いすとは異なる「ラグ車」と呼ばれる、約15~20キロの頑丈な車いす。 試合中、選手たちが相手にタックルを仕掛け、車いす同士が激しくぶつかる音がコートに響き渡ります。その迫力に、観戦者は一瞬で引き込まれることでしょう。
知っておきたいルール
コートはバスケットボールと同じ広さで行われ、ボールはバレーボールの5号球を元に開発された専用球を使用します。 試合は4対4で行われ、選手の交代には制限がありません。 攻撃側の選手は「アタッカー」、守備側は「ブロッカー」として、戦略的な駆け引きを繰り広げます。 アタッカーは素早く相手のブロックをかわし、ボールを持ってトライラインを目指します。一方、ブロッカーは相手の車いすにプレッシャーをかけ、動きを封じる役割を担います。 試合は1ピリオド8分の4ピリオドに分かれて行われます。 特に特徴的なのが、選手の障害の程度に応じて持ち点が決められている点です。 障害の一番重い選手は0.5点、最も軽い選手は3.5点といった具合に0.5点刻みで7段階の点数がつけられています。1チームの選手の持ち点の合計は8点以下にする必要があります。男女混合でチームを編成することができ、コート上に女性選手が加わる場合は、持ち点の合計に0.5点追加されます。 障害の軽い選手も重い選手も一緒に戦えて活躍できるスポーツです。