東京・銀座のプラダ店舗

（ブルームバーグ）： イタリアの高級ファッションブランド、プラダの売り上げが急増した。高級品業界全般では減速感が見られるが、プラダは力強い成長を続けた。

同社が30日発表した１－６月（上期）純売上高は為替変動の影響を除くベースで前年同期比17％増。この数字はアナリスト予想に一致した。

プラダは1990年代中盤以降に生まれたＺ世代の間で製品が受け入れられ、姉妹ブランド「ミュウミュウ」が並外れて高い成長を果たしていることから、高級品の競合をしのぐ業績を収めている。

ブランド・製品のオンライン検索やソーシャルメディアでの言及状況を調査するリスト・インデックスがまとめたランキングによると、ミュウミュウとプラダはいずれも４－６月のトップ３に入った。

リストはまた、米国の女優スカーレット・ヨハンソンさんを起用したプラダの広告がユーチューブで600万回以上再生されたことも指摘した。

プラダの日本の小売店売上高は１－６月に55％増。円安を利用して日本を訪れた中国人旅行者が滞在中に高級品を買い入れるなど、観光客の流入が売り上げを押し上げているという。重要な市場である中国を含むアジア太平洋では、12％の増収だった。

原題：Prada Sales Jump as Chinese Shoppers Splash Out in Japan（抜粋）

--取材協力：Antonio Vanuzzo.

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