海外ブランド、「今」が一番安いって本当? ご褒美・記念日ジュエリーは「前倒し」購入が得なのか、ここ3年での値上り額はいくらなのかを検証!
誕生日や記念日などにジュエリーをプレゼントしてもらう方や自分で購入する方、あるいはがんばった自分へのご褒美にジュエリーの購入を検討している方も多いのではないでしょうか。 【データ】男性・女性の未婚率の推移、30~40代女性の結婚願望は? しかし、ここ最近においては海外・ジュエリーブランドの値上がりが特に著しくなっています。年に数%の値上がりを複数回にわたって行っているブランドも多いです。ジュエリーはもともとの価格がすでに高額ですので3~7%値上がりしただけでも、価格が数万円変わることも多々あります。海外のジュエリーブランドの多くが年に数回にわたって3~7%前後の値上げをしているため、1年前と価格が大きく変わっているとおどろくことは珍しくありません。 こうした状況の中で、これまで欲しかったジュエリーを前倒しで買うべきなのか、それとも誕生日や記念日まで待つべきなのか悩まれている方も多くいます。本記事では、ご褒美・記念日ジュエリーはいつ買うべきか考えていきましょう。
海外ブランドのジュエリーが大幅に値上がりしている理由とは?
海外ブランドが販売するジュエリーの値上げの流れは強まっています。例えば、2021年夏頃はヴァンクリーフ&アーペルの定番商品「スウィートアルハンブラペンダント」を17万円前後で購入できました。しかし、現在(2023年12月の時点)の価格は22万1,100円(税込)となっており、約5万円高くなっています。 また、「ヴィンテージアルハンブラ ペンダント」の現在の価格は40万1,500円となっており、2021年夏頃と比べて10万円近くも高くなっています。約10万円も値上がりすると予算オーバーとなり、購入を思いとどまってしまう方も多くいるはずです。 各ジュエリーブランドが価格改定に大きく踏み出している理由として、金やプラチナ、ダイヤモンドの価格の高騰が挙げられます。また、新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済の低迷やウクライナ情勢による供給不安もあります。さらに、日本においては円安の影響も受けています。円が安いと、海外のブランド品を国内で販売しても円高のときと同等の利益を得られません。これらの事情がすぐに改善するとは考えにくいため数年以内に、ジュエリーを以前のような負担でふたたび購入できるようになると考えづらいでしょう。