石川真佑

　バレーボールのネーションズリーグ（VNL）予選ラウンド女子第3週福岡大会最終日（16日、北九州市・西日本総合展示場）を前に、女子日本代表の石川真佑（ノバラ）が〝理想の選手像〟への思いを明かした。 　15日のセルビア戦では、チームトップの17得点をマーク。3―0のストレート勝ちに大きく貢献した。2―3で敗れた13日のカナダ戦の悔しさを晴らした石川は「スパイクやディフェンス面に課題がある中でいいプレーもあった。そこは自信を持って次につなげたい」と手応えを口にした。 　福岡大会の結果を受け、開幕まで40日となったパリ五輪切符を手にした。2012年ロンドン五輪以来のメダルを見据える上で、石川は自身のさらなるスキルアップを宣言。「点数を取れる選手はたくさんいるけど、その中でも勝負どころで決め切るポジション（アウトサイドヒッター）でもあると思うので、そういったところもやっていきたい」と意気込んだ。 　さらに攻撃面だけでなく、守備面にも力を注ぐ方針。「オフェンスだけじゃなくて、ディフェンスのところでチームに貢献していかなきゃいけない。オフェンス、ディフェンスで波のない安定したプレーをしていきたい」と切り出した上で「相手の高さとか、強いチームがいる中で、自分が点数を取れない時にどう点数を取るかを考えたりだとか、そういった劣勢の場面に自分の気持ちはすごい大事になってくるかなと思う」と気を引き締めた。 　この日は午後6時45分から米国と対戦。東京五輪金メダルチームを相手に現在地を確かめる。