断熱等級6の120平米の家、ZEH仕様で光熱費ほぼゼロ! エアコン1台で夏は家中涼しく、冬は2時間稼働で1日暖かい 神奈川県・Sさん家族【断熱新時代・住宅実例】
家にいる時間が長いからこそ、夏も冬も快適な空間に
2019年に完成したSさんのお宅を見せていただくと、高い天井のリビングが開放感たっぷり。テレビの背面にスキップフロアを設け、お子さんたちがおもちゃを広げて存分に遊べるキッズスペースになっています。 エアコンは2階のリビングと、1階の寝室と子ども部屋に設置していますが、ふだん使っているのはリビングにある14畳用タイプの1台のみだそう。
「私は一日の大半を家で過ごすことが多いのですが、本当に快適です」と妻。冬は朝1~2時間エアコンをつければ、日中は日当たりがいいためスイッチを消してもずっと暖かいといいます。「夏は1台だけ27~27.5度の設定で長時間つけっぱなしにしていますが、家中が涼しい。エアコンを止めて外出したときも、玄関に入ると家の中がひんやり感じます。夫はコロナ禍のとき家が快適すぎて外に行きたくないと言っていたほど。子どもたちは冬でも薄手のTシャツと裸足で過ごしています」 以前住んでいたアパートでは、夏も冬もエアコンはフル稼働。さらに悩みのタネは、冬の結露だったといいます。「拭いても拭いても水滴がすごくて、窓のまわりはカビが生えてしまっていました。家ってそういうものか、と仕方ないことだと思い込んでいましたが、実は断熱性能が関わっていたんですね」 家づくりの際、断熱性能を高めるためには窓が重要だと知ったSさんは、樹脂アルミ複合サッシとLow-Eガラスを選択。 「住宅設備メーカーのランクの高いものを選んだので費用はかかりました。でも、子どもが窓枠のところの段差に座って遊ぶとき、窓際が冬ひんやりするとか、夏暑いということがないんですよね。もちろん結露も防げています」と、窓のグレードを上げて良かったと話します。 浴室と脱衣洗面所はキッチンの奥にレイアウト。廊下もなく、リビングと脱衣所は扉ひとつでつながっています。「お風呂から出たら脱衣所や廊下が寒い、ということもなく、家中の温度差がないのは本当にいいですね」(妻)
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