中目黒『Just Right』の1日30食自家製ホットドッグは、ビーフ100%生粋のシカゴスタイル。
ニューオープンやリニューアルしたお店、新メニューが出た老舗や最近やたらと友達が行っている店など、なにかと気になる飲食店を毎月紹介する連載。
さっとお腹を満たしてくれる軽食としてホットドッグを選んでいたけれど、『Just Right』に出合ってからはわざわざ足を運んで食べたいものになった。 1月はこんなお店に行ってきた。
看板メニューの「シカゴレッドホット」は、ビーフ100%のソーセージをポピーシードがついたバンズで挟み、ケチャップは使わず、マスタードだけをかける生粋のシカゴスタイル。熊本のパン屋さんから特注している全粒粉バンズに、きゅうりのピクルス、国産の青唐辛子・セラーノを酢漬けした爽やかな辛さと酸味が効いたスポーツペッパー、レリッシュ、生タマネギ、スライストマト、セロリソルトなどトッピングがこれでもか! というほど入っている。 要はなんといっても牛肉のソーセージ。日本で一般的なのはポーク100%のドイツソーセージなので、ミンチにするところから燻製まですべて店主・塩川優吾さん自ら行っている。そのため、1日に作れるのは多くて30本。クローズが15時と少し早いけれど、それは閉店後にピクルスを漬けたり、唐辛子の種を除いたり、地道な仕込み作業をするため。
手間暇かけられた具材とソーセージが挟まったシカゴホットドッグはもはやスナックではなく、立派な食事。片手で食べられる手軽さとレストラン並みの満足感が同居していた。
インフォメーション
2023年12月8日オープン。朝8時からオープンしており、朝ごはんを食べにくるお客さんもいれば、コーヒーだけテイクアウトする方も。『タチアナ焙煎所』の豆を使ってハンドドリップで淹れてくれる。 ◯東京都目黒区上目黒2-44-11『New New York Club』奥(入口は脇道を進んだところ) 8:00~15:00 水休 photo: Naoto Date, text: Eri Machida
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