【バレー】JVLが法人分割を検討。2つの一般社団法人を運営することを提案 Vリーグ
一般社団法人ジャパンバレーボールリーグ(JVL)は21日、同日に開催した第19期第9回JVL理事会で、現状のJVLを分割して2つの一般社団法人を運営することを提案し、理事に説明したことをVリーグ公式サイトなどで報告した。 提案理由は、V.LEAGUE REBORN(2024-25シーズンからのクラブライセンス制度)を通じて、各クラブの目的・存在意義が明確化し、以下の3つに大別されたことによるという。 ① S-V.LEAGUEにて競技力・事業力・ガバナンス力の面で世界最高峰を目指すクラブ ② まずは足元を固めて将来的にS-V.LEAGUEの仲間入りを目指すクラブ(S-V準加盟クラブ) ③ 事業化を目的としないクラブ/企業の福利厚生を目的とするクラブ JVLによると、そもそも社団法人とは「共通の目的を持った構成員が結合する団体」であり、目的の異なる構成員を無理に一つにするより、同じ志を持つメンバーで構成するべく組織を分けることが健全なガバナンスと考えられる。S-V.LEAGUEが世界最高峰のリーグを目指すには、「同じ志を持つもの同士」で競技力・事業力・ガバナンス力の全てにおいて強度の高い切磋琢磨をすることで、視座の高い世界基準の環境整備が可能となる。 一方で、企業クラブや非営利型クラブチームの選手として、働きながらバレーボール競技を続ける環境を整備し、日本バレーボール界を発展させるためには、実業団やクラブといった枠を超えた社会人のトップカテゴリーリーグを構築することが極めて重要である。 こうした背景から、本年10月より開幕する新たな2つのリーグ、そして、それぞれに所属するクラブがその目的を果たし、より発展するためには、同じビジョンを共有する仲間が集まるべく法人分割をすることが不可欠であると判断し、今回の起案をすることに至ったという。 今後は、実行委員会や理事会での議論を重ね、今年7月を目途に2つの社団法人への分割を目指すとしている。