『ワンピース』読者「言っちゃっていいの?」と困惑 作者・尾田先生の攻めすぎ回答
ファンを驚かせ続ける、SBSの破壊力
人気マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』(作:尾田栄一郎)のコミックスには、尾田先生が読者からの質問に回答する「SBS」というコーナーがあります。ここでは、ときに本編の重要な設定があっさりと明かされてしまうこともあり、読者が楽しみにしている内容のひとつでしょう。 【画像】まあ、シャンクスには負けるか… こちらがシャンクス以上に“遊び人”な海賊です(4枚) 例えば106巻のSBSでは、読者から「シャンクスとベン・ベックマンはどちらが女性にモテますか?」という質問がありました。これに対し、尾田先生は「もてるのはシャンクスかなー。でも自分から手を出す人数はベックマンの方が多いです。ベックマンは女性が大好きなんで」という具体的かつ生々しい回答をしています。 作中では男女関係が直接的に描かれることはほとんどないため、「SBSだからあり……なのか?」「手を出したのは、ひとりやふたりじゃなさそう」「オトナな世界だ」と読者から反応されていました。 さらに「フーシャ村」に住む女性「マキノ」の子供の父親の最有力候補が、ファンの間でシャンクスと予想されています。フーシャ村で長期滞在した理由はマキノさんだったのでしょうか? 最新コミックスの110巻のSBSでも、「海軍大将」のひとり「緑牛」こと「アラマキ」の過去が明かされ、その意外な背景にファンから動揺が広がっています。アラマキはかつて「南の海(サウスブルー)」にある「タヤ王国」の警官で、女性がらみの大事件を起こして投獄された後、世界徴兵で大将になったそうです。 このストーリーに対しては、アラマキが「モリモリの実」で自らを巨大な森に変化させる能力を持つことからも「イヤだよ、自分たちの町の警官があんな能力持ってたら」「自分がタヤ王国の市民だったら初見は失神する自信あるな」などと、自身の身に置き換えて嫌がる感想が多く見られました。 そのほか「黒ひげ海賊団」の「五番船船長」である「ラフィット」も、元保安官という経歴を持っているため「ワンピースの世界の警察には変な人材が多いのか?」というコメントもあがっています。 また女性関係の内容ではありませんが、109巻のSBSでは、かつて「ポートガス・D・エース」が倒した元「王下七武海」の「ハナフダ」のビジュアルが公開されました。ふたつ名が「トカゲの王」で、古代種の「悪魔の実」を集めるのが趣味であるなど、詳細な設定が明かされています。この設定や、名前がゲーム関係だったことから、一部のファンからは「『百獣海賊団』の関係者」と推測されています。 かなり作り込まれたキャラクター設定に、ネット上では「結構重要そうなキャラにみえるのに、SBSでさらっと明かしちゃっていいの?」「デザインとか設定的に尾田先生がしっかり構想練ってそうに思えたけど……」と、本編で活躍の場がなさそうなことにがっかりする声もありました。 このように、尾田先生は驚きの事実をSBSでさらっと明かしてしまうこともあります。先生の自由なスタイルに、ファンは戦々恐々としながらも楽しんでいるのではないでしょうか。
LUIS FIELD