楽天・藤平 下半身強化で平均球速アップへ さらなる進化目指す「筋肉がついたら絶対にもっと速くなる」
11月に行われたプレミア12で大活躍した楽天・藤平尚真投手(26)が17日、今オフはさらなる球速アップを目指すことを誓った。今季飛躍を遂げた右腕は進化を求め、トレーニングを積む。 中継ぎに配置転換となった今季、藤平のストレートの平均球速は昨季より3・7キロ上がって150・5キロ。フォームの再現性に手応えを感じている点も大きいが「こういう練習をして、筋肉がついたら絶対にもっと速くなると確信した」とフィジカル面での成長も実感していた。 向上心は尽きない。オフに重点を置くのが下半身の強化だ。永井投手コーチと二人三脚で作り上げたメニューで、シーズン中は疲労を考慮して量を抑えていたが、自主トレでは完全解放。ランニング、ウエートトレーニングと量をこなす考えで「やりこめば絶対によくなる」と力を込める。 今季は自己最速を更新する156キロも計測。大台の160キロについては「そんなに出ないです。天才の人しか」と謙遜するが、「シーズン通して(平均球速は)1・5から2キロくらい上げて、MAXは1キロくらい上げたい」と言う視線は上を向いていた。