60代、ひとり旅の「最高の楽しみ方」。情報収集、写真撮影、とっておきのスポットまで
●静止画よりも動画がおすすめ
意外とおすすめなのが動画撮影です。定点カメラに向かってゆっくり歩く動画を撮影。カメラに向かってポーズを取るとどうしても硬さが出てしまうので、動きがある動画のほうがナチュラルな表情が撮れるものです。ぜひ絵になるところでスクショして最高のカットを押さえてみましょう。 もし、カメラを置く場所がないときには、思いきって周りの人にお願いするのも手です。以前、京都の御所に桜見物に行ったときのこと、外国人観光客に写真を撮って欲しいと頼まれて撮ってあげました。すると、お返しに動画を1本撮ってもらえました。流暢な英語なんて話せなくとも、スマイルtoスマイルで通じ合えるものです。 でも、海外ではNG行動です。観光客をターゲットにしたスリや強盗、ひったくりが横行しているような国では「撮ってあげよう!」と言われてスマホを渡して盗まれたなんてこともありますから。スマホを人に預けないことです。
節約するならご当地スーパーへ
旅の予算を抑えるのならば、地元スーパー巡りが安上がりでおすすめです。 とくに、活きがいい漁港の近くだと安くて新鮮なお刺身が店頭に並びます。こんなぜいたくなことはありません。以前、福井県の海辺に旅したときのこと。ただただ、ひとすら海をながめていたのですが、ホテル近くの道の駅で食べた海鮮丼が忘れられず、2日続けてランチを食べに行ったものです。 一度は売りきれていた商品でしたが、ダメ元でお願いしたら、なんとメニューにはないスペシャルな海鮮丼を出してもらえたのです。残り物には福があるとはまさにこのこと。夜は近所のスーパーで、そこでしか食べられないようなお惣菜を買ってホテルの部屋でひとり宴会。ご当地ビールや地酒なども売っていることも多くて、お酒好きにはたまりません。 それにしても、旅先の道の駅やスーパーってどうしてあんなにテンションがあがるのでしょうか。地元の人であろう、「○○さん手づくりのおはぎ」とかのポップを見つけるとうれしくなってしまい、つい買ってしまいます。私自身、地方のスーパー特有の温かさが好きなのかもしれません。非日常を味わう旅もいいですが、その土地暮らしをちょっと感じてみるのもすてきですね。 こうして、書いているだけで、ますます旅に出かけたくなります。まずは、プランを考えることから始めていってはいかがでしょうか。たとえ忙しくて実行できなくても、妄想だけで「ひとり旅」するのも楽しいものですよ。
中道あん