大谷翔平、MVP中間投票で大差のトップに立つ
『MLB.com』は現地18日、最新のMVP中間投票を発表。結果を伝えた記事では、冒頭で「MVP中間投票では、2回連続して各リーグに明確なフロントランナーいることを示す結果となった」と前置きした。
その上で、「最初の2回の中間投票では、フアン・ソトとムーキー・ベッツが首位に立ったが、今は異なるヤンキースとドジャースの選手が、MVPの圧倒的な最有力候補となっている」と結果を公表している。
なお、この投票はこれまで同様、同サイトのエキスパートたちによる投票で順位が決められており(今回は41人が参加)、1位から順に5位まで、5、4、3、2、1ポイントを獲得するシステムとなっている。
ナショナル・リーグの1位は、先のオールスターゲームで先制の3ラン弾を放ち、改めて別世界の住人であることを印象付けたドジャースの大谷翔平である。
記事では、1位票35票を獲得したスーパースターについて、「アメリカンリーグのジャッジ同様、オオタニはシニアサーキット(ナ・リーグの意)における明確な本命である」とした。
そして、「今年は1球も投球していないにもかかわらず、オオタニはドジャースの指名打者として、MVP争いにおける優勢な勢力としての地位を築いている。オオタニは基本的に、昨年エンジェルスでMVPを獲得したシーズンの勢いを持続させており、昨年エンジェルスで1.066 OPS、184 OPS+をマークしたスラッガーは、2024年にはドジャースで1.036 OPS、189 OPS+をマークしている」と綴っている。
ナ・リーグ2位には、オールスターゲームで大谷が本塁打を放った際のセレブレーションが記憶に新しいフィリーズのブライス・ハーパーが入っており、記事ではMVP獲得2回のスラッガーについて、「ハーパーはざっくり言って、MVPを獲得した2021年シーズンと同等の生産性を発揮している」とした。
そして、「ハーパーがMVP投票でトップ10入りした際、2015年、そして2021年と、何もMVP獲得を逃していないのは特筆に値することだが、今年彼がMVP獲得を逃した場合、これは変わることになりそうだ」と、大谷の存在により、ハーパーがMVPを獲得せずに、MVP投票でトップ10入りする可能性を示唆している。