カインズ、サイボウズの人気オウンドメディア編集長に聞く! コンテンツのPDCAはどう回してる?
それぞれの回答を表にまとめたのが以下だ。
「となりのカインズさん」では、メルマガはやっていないがこれから取り組む可能性はあるという。力を入れているのは、SEO、SNSだという。 「メールワイズ式」では、「となりのカインズさん」同様、SEO、SNSに力を入れている。今はやっていないが、今後は動画に力をいれていきたいとのこと。 ■ Q:SEOってぶっちゃけどれくらい注力しています 与那覇氏 入社当初SEOは無視でいいと上長から言われていました。上長の言葉の裏には、ユーザーのことを無視しないというマインドがあり、ユーザーを大切にした結果、あとあとSEOはついてくるという考え方で運営しています。 西潟氏 メールワイズは認知度が低い製品なので、メールワイズ式から流入し、CVにつなげていきたい思いがあるので、SEOにほぼ全振りしています。 ■ Q:コンテンツ制作で使っているツールは?
ツールごとの利用状況を次の表にまとめた。
「となりのカインズさん」では、既存の記事の切り口とかぶらないようにするため、トピック調査ツールを利用しているとのことだ。テキスト生成AIの利用は会社での統一見解はなく、人によっては使っているという状況だ。 「メールワイズ式」では、キーワード調査ツールでメール系のキーワードを調べている。テキスト生成AIは、記事制作ではなく、構成を考える時にコンテンツが十分かどうかを確認するために利用しているという。コピペチェックツールはたまに使っている程度だ。
[Check(モニタリング・分析)に関する質問] KPIは? 分析に使っているツールは? コンテンツ分析はどれくらいやってる?
■ Q:KPIはどこに置いてる?それをどうやって決めた?
それぞれの回答を次の表にまとめた。
「となりのカインズさん」では、CTAクリック数、送客数はチェックしていないという。その理由を与那覇氏は次のように説明する。 与那覇氏 商品の売りにつなげることも大切にしていますが、まずはコンテンツをしっかり読んでもらいカインズのファンになっていただくことに重きを置いています。 「メールワイズ式」の場合は、読まれ度、コンテンツ公開本数は△だが、残りは全部◯としている。立ち上げ期は、これらの指標も見ていたが、「今は製品サイトへの遷移、CV獲得がオウンドメディアのやるべきことだと考えている」と西潟氏は話す。特に、読まれ度は、「メールの書き方を調べている人は、例文など一部を見てわかれば、そこで離脱してしまう傾向があるので、全部読まれることや滞在時間などはそこまで重視しなくてもいいかなと考えています」と西潟氏。 ■ Q:分析ツールは何を使ってる?