カインズ、サイボウズの人気オウンドメディア編集長に聞く! コンテンツのPDCAはどう回してる?
オウンドメディアのPDCAをどう回していくか、運用者は悩みながら進めているのではないだろうか。「Web担当者Forum ミーティング2023 秋」のセッションでは、成果を上げている人気オウンドメディア「となりのカインズさん」と「メールワイズ式」の編集長2名に、どのようにPDCAを回しているのか、A-canの白砂ゆき子氏が具体的に聞いていった。B2C、B2Bの違いからスタンスが全く異なる回答が得られることもあり、会場を沸かせた。
「となりのカインズさん」「メールワイズ式」、それぞれ月間アクセス数は100万超の人気オウンドメディア
パネリストは「となりのカインズさん」の与那覇氏と、「メールワイズ式」の西潟氏だ。与那覇氏は、2021年にカインズに入社した。「となりのカインズさん」のコンセプトは「ホームセンターを遊び倒す」だ。ミミズをたくさん飼っているカインズ社員の記事、意外に知られていないカインズに関するネタ、お客様からいただいた情報をもとに記事にするなど、多種多様なコンテンツを制作している。PVは平均400万PV/月あり、ローンチから3年で累計1億以上のPVを獲得している。 西潟氏は2020年にサイボウズに入社し、メール共有・管理システム「メールワイズ」のプロモーションや、オウンドメディア「メールワイズ式」の運営を担当している。「メールワイズ式」では、日程調整やお礼のメールの書き方のポイントや例文、メール対応効率化の記事などを公開している。2021年末に年末年始メールのハウツーコンテンツで大きく伸長し、160万PV/月に達した。平均すると、100万PV/月 程度を獲得しているという。 モデレーターの白砂氏は、SEO・コンテンツ施策のコンサルタントを経験したのち、2018年に独立し、コンテンツマーケティング専門家として活動している。セッションは、白砂氏がオウンドメディアやコンテンツ制作に関して気になる質問をして、与那覇氏、西潟氏がそれぞれ回答する形で進められた。質問に入る前に、白砂氏にとってのコンテンツのPDCAの流れと基本を説明した。 ■ コンテンツのPDCAは、全体設計→コンテンツ制作・配信→モニタリング・分析→改善のサイクル 白砂氏