三本木農業恵拓、八戸を1-0で下し青森山田への挑戦権を獲得
ベスト8が出揃った、令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)青森予選。6月1日、みちぎんドリームスタジアムでは準々決勝の2試合が行われ、13時キックオフの第2試合では八戸と三本木農業恵拓が対戦した。 【フォトギャラリー】八戸 vs 三本木農恵拓 試合の主導権を握ったのは三本木農業恵拓。ここまでの2試合を1点差で競り勝ってきた八戸も懸命にゴールを死守するが、前半終了間際、ついにMF9舘悠太のゴールで三本木農業恵拓が先制に成功。後半、1-0のまま試合が経過するなか、試合終盤、八戸がFW10相馬伊芙らを中心とした攻撃で相手ゴールに迫る。それでも最後まで集中力を保ち、八戸の反撃に耐え1点を守り切った三本木農業恵拓がこの試合の勝者となった。 前日行われた3回戦とこの日の準々決勝、県1部リーグ所属の格上チームと立て続けに対戦した八戸。MF7古川隼キャプテンは「昨日は格上の東奥義塾に勝ち、今日もベンチメンバーも含めた全員で戦って、絶対勝ってやろうという気持ちで臨みました。前半から失点0でいこうと言っていたのですが、最後の詰めが甘くてプラン通りにいかず、惜しいところまでいきながら悔しい結果になったと思います」と試合を振り返った。 大会登録メンバーの半数以上が1年生。2、3年生だけでは11人に満たず、サッカーを教えられる指導者もいないなかで、日々の練習も自分たちが主体となって組み立て、ここまで戦ってきたのだという。 県内屈指の進学校である八戸。大学受験のためこの試合で高校サッカーは引退となったキャプテンは、「この悔しさをバネに戦ってほしい」と後輩たちにエールを送った。 八戸を振り切り準決勝進出を果たした三本木農業恵拓は、6月2日11時、カクヒログループアスレチックスタジアムで王者・青森山田と対戦する。 (文・写真=AOMORI GOAL)