ラランドのサーヤ、川谷絵音など参加のバンド「礼賛」で作詞作曲に挑戦!
芸人、アーティスト、俳優と、ジャンルの枠を軽々と飛び越え、表現と向き合い続けているお笑い芸人コンビ・ラランドのサーヤさん。晩餐=川谷絵音(G)、簸=木下哲(G)、春日山=休日課長(B)、foot vinegar=GOTO(Dr)が参加する5人組バンド『礼賛』では、CLR名義で作詞作曲とボーカルを担当されています。 【写真】ラランド・サーヤさんインタビューショット インタビュー前編では、2月28日にリリースするデジタルEP『PEAK TIME』のこと、さらに多忙な日々を支えるセルフケアについても伺いました。
ファニーに“エロ”を語ってもいい! という気持ちで作詞作曲した
――まずはじめに、『礼賛』というバンドを結成するに至った経緯を教えていただけますでしょうか? サーヤさん: いろいろなボーカリストの方に川谷絵音さんが作った曲を歌ってもらう“美的計画”という企画で声をかけてもらって、2021年に『ピーナッツバターシークレット』という曲を歌わせていただいたんです。その時「また一緒にやりたい」と言ってくださって、半年ほどたったあたりで、「もしよかったらバンドやりましょう!」と本当にDMが届いたんですよね。そこから、あっという間に今の5人のメンバーで活動することになりました。こんな神がかったメンバーと一緒にできるとは想像もしていなくて。鬼才しかいないので、すごいラッキーだなって、いつも感謝しています。 ――デジタルEPに収録されている楽曲『むちっ』からは、性に前向きな主人公の姿を想像しました。サーヤさんはこれまで、“性教育の遅れ指摘おばさん”というキャラクターでラジオやYouTubeで性の話をしたり、NHKでも性教育の番組を持つなど、ご自身でも性についてオープンに発信されている印象を受けるのですが、この曲にはどのような思いを込めたのでしょうか? サーヤさん: 同じ収録曲の『スケベなだけで金がない』もそうなんですが、このときは、ファニーに“エロ”を作ることにハマっていたというか(笑)。『むちっ』に関しては、SNS上に「ガリガリに痩せていることが正義」というニュアンスを感じる投稿が多いな、と感じたことがきっかけになっています。それももちろんキレイだと思うけれど、私はそうではない体も素敵だなと本当に思っていて。この曲では、体型的な意味だけではなく、性格的な“むちむち感”も歌っているんです。「欲張りに欲していくのもいいよね」というモードで作りました。