“乾燥列島”東京で住宅火災の死者急増 生活の中に潜む意外な出火リスクも…
住宅火災が相次いでいます。6日までに30日連続で乾燥注意報が出された東京では、住宅火災による死者数が急増しています。 【画像】全国で相次ぐ住宅火災 突然の火の手…騒然とする住宅街
■夕暮れの住宅街 焼け跡から1遺体 長崎
突然の火の手に騒然とする夕暮れの住宅街。6日午後5時ごろ、長崎県大村市で、住人から「建物の1階から火が出た」と119番通報がありました。 火の勢いは非常に強く、窓ガラスを割って外へと燃え広がっています。 ガレージやベランダも炎に包まれていくなか、消防隊も数カ所に分かれ、放水を行います。火の勢いはさらに強くなり、カメラの前にも火の粉が飛び散ります。 建物の裏手に回ると、1階部分全体に火の手が広がっているのが分かります。裏手からも消火を試みますが、屋根を突き破り、激しく炎が上がっています。 風が強まると、風にあおられてさらに燃え上がる炎。隣の住宅に今にも燃え移りそうなほど火の手が上がっています。 消防 「中に1名いる模様です」 現場に救急隊のストレッチャーが到着しますが、火が収まる気配はありません。当時、住宅には家族4人がいて、3人は避難しましたが、79歳男性が逃げ遅れたということです。 近隣住民 「(Q.何人暮らしかご存じですか?)何人…6人?おじいちゃん・おばあちゃんと家族6人」 焼け跡から1人の遺体が見つかり、警察が身元の確認を進めています。
■全国で相次ぐ住宅火災
住宅火災は札幌でも発生しました。窓から噴き出す激しい炎。時折、爆発音も聞こえます。 目撃者 「爆発音みたいなパチッというよりは、細かい爆発音みたいな。(家が)道路挟んで向かいなので、本当に目と鼻の先状態で。家全体が火で覆われていたので、衝撃しかなかったですね。言葉が出てこないような」 6日午前0時半すぎ、近くに住む人から「住宅から炎が見える」と消防に通報がありました。消防車など20台が出動しました。 火の手が収まってくると、続々と消防隊員がはしごに上っていき、消火を続けますが、なかなか鎮火には至りません。 火はおよそ6時間後に消し止められましたが、焼け跡から年齢や性別の分からない1人の遺体が見つかったということです。 7日も住宅火災は全国で相次ぎました。名古屋市では消防車など18台が出動する火災が発生し、住宅が全焼。福島県郡山市でも、平屋建ての住宅が全焼し、焼け跡から男性の遺体が見つかりました。