8月のサプリ支出17%減
8月のサプリメント支出は前月を上回り1000円台に回復したものの、前年同月比では17%減となったことが、総務省統計局がまとめた2人以上世帯を対象とした「家計調査」報告でわかった。 8月の消費支出は、1世帯当たり29万7487円で、前年同月比は、物価変動の影響を除いた実質で1.9%減、実数と比較した名目で1.5%増。7月はわずかながら3ヵ月ぶりの実質増だったが、再び実質減となった。増加したのは外食、交際費、穀類など。穀類では、米不足の懸念と備蓄ニーズの高まりで、「米」の支出が実質34.5%増と急増。一方、台風や地震の影響で販売店の臨時休業があった「自動車等関係費」が落ち込んだという。国内・外国パック旅行費も伸び悩み、消費支出トータルでは実質減という結果になった。 サプリメント剤型の健康食品を中心とする「健康保持用摂取品」の8月の支出額は1022円。前月比では6.2%増となり1000円台に回復したものの、比較的高い水準だった23年8月実績には届かず、前年同月比は名目16.8%減と大幅に落ち込んだ。 サプリ支出の1~8月累計は8130円で、前年同期比8.9%減。世帯主の年齢階級別にみると、30歳未満を除く全年代で前年同期実績を下回っている。