“新たな黄金世代”が到来中の韓国女子ゴルフ界…美しき超新星パク・イェジの「華麗なる実力」
いま韓国女子ゴルファーの10代の選手たちが熱い。 ゴルフ好きの方なら記憶にあるのは、今年５月に開催された日本女子ゴルフメジャー『ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ』を制した韓国アマチュアの15歳のイ・ヒョソンだろう。 【画像】美しい…韓国ゴルフ界の新星パク・イェジ 171cmの長身から繰り出す「華麗なるスイング」 ７月23日には日本ツアーのメンバーに登録。日本で“プロ転向”したことでも大いに話題となった。韓国女子（KLPGA）ツアーは18歳以上でなければ試合に出られないこともあり、日本でのプロ転向を決めたと思われる。試合に出るのは９月以降といわれているが、15歳ながらすでに大物感があり、日本ツアーに新たな旋風を巻き起こしそうな予感だ。 今年の国内ツアー『宮里藍 サントリーレディス』に推薦で出場した身長178cmの飛ばし屋、キム・ミンソルも満18歳となり７月に韓国ツアーでのプロ転向を決めたばかり。『サントリーレディス』では今季３勝の竹田麗央と同組で、ドライバーの飛距離を争うほどのビッグドライブでギャラリーを沸かせていた。将来的には米ツアー進出と優勝を狙う有望株でもある。 そんななか、韓国では新たな10代の有望株が登場し話題になっている。韓国ナショナルチーム出身の19歳のパク・イェジだ。 身長171cmと体格に恵まれ、’21年～’22年には韓国代表のサブメンバーとして活動。’23年にはナショナルチームの正規メンバーに昇格すると、同年の韓国女子アマを制してプロ転向。韓国３部の「ジャンプツアー」で初優勝し、予選会も34位で突破して、今季はルーキーとして１部のレギュラーツアーで奮闘中だ。 武器は長身を生かしたドライバーショットで、まだ10代ながら平均飛距離は240ヤードを誇る。昨年オフは飛距離を伸ばすこと、ショートゲームやパターを中心に練習してきたという。笑顔も印象的で、そのルックスも相まって、ゴルフファンからは人気急上昇中だ。 ただ、レギュラーツアーのレベルの高さに戸惑いもあるようで、今季は12試合中５試合で予選落ち。苦戦が続いていたが、７月に推薦で出場した２部ツアーの『KLPGA2024ドリームツアー with クラウニング 第８戦』で優勝を果たした。アイアンショットの精度にも改善が見られ、優勝した試合のパーオン率は２日間で94.44％を記録。36ホールをプレーしてグリーンを外したのは、初日の２回だけだった。この優勝で自信も深まったようで、試合後には、 「２部ツアーのシード権はこれで獲得したので、残りのシーズンをいい成績で終え、来季のレギュラーツアーシードを勝ち取りたい」 と、再びレギュラーツアーへの闘志を燃やしている。 いま韓国の10代は“黄金期”を迎えているといわれている。彼女たちの多くが海を越え、日本ツアーに参戦する日も遠くないのかもしれない。 取材・文：金明昱（キム・ミョンウ）
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