実質500万円 燃料電池車「ミライ」 購入を検討してみるなら?
すでに自腹で注文した国沢光宏さんは
そんな中、自動車評論家の国沢光宏氏は、すでに『ミライ』を注文しています。支払った予約金は50万円。2014年6月に『ミライ』の年内発売予定が発表されてまもなく、8月ごろには注文したので「官公庁などからのバックオーダーが多いようだが、個人ユーザーの中ではかなり早く、あわよくば今年中には納車されるのではと期待している」ということです。 国沢氏は、今までにもホンダの『NSX』や電気自動車の日産『リーフ』をいち早く自腹で買って乗ってきました。今回『ミライ』を注文したのも「新しモノ好きだから」と、モチベーションはシンプルです。 すでに何度か試乗もして、車としての印象は「3分で急速充電できる電気自動車」。内装などの質感も「ちょっと高級なクラウン程度というコストパフォーマンスは感じられる」と教えてくれました。 実際、現状での燃料電池車は水素の製造や運搬、充填などに使うエネルギーを勘案すると、ガソリン車よりもCO2排出量が多くなってしまうという説もあります。水素ステーションのインフラ整備にも1カ所数億円が必要とされ、電気自動車の急速充電器(1か所100万~600万円程度)のようなスピード で整備が進むことは考えにくいのが現実です。というわけで、ディーラーへの電話は「もう少し検討します」と切りました。 国沢氏のように、「新しモノ好き」でな人には、ぜひ『ミライ』を手に入れて、その乗り心地や使い勝手をネットなどで発信して欲しいですね。 (寄本好則/三軒茶屋ファクトリー)