「目標は(ドラフト)3位以内」大産大“鬼肩”捕手に巨人・岸スカウト熱視線「打力があって、送球の質もレベルが高い」
阪神大学リーグの大産大が7日、大阪・大東市の同部グラウンドで始動。主将で今秋ドラフト候補の小出望那(もなく)捕手(3年)は「目標は(ドラフト)3位以内」と決意した。 「打てる捕手」を掲げ、2年冬と3年春は大学日本代表候補に選出された。二塁までの送球タイムが1秒87の肩も自慢で、巨人・岸スカウトは「打力があって、送球の質もレベルが高い」と熱視線を送る。一方、代表候補合宿では、世代トップレベルの選手たちとパワーの差を感じ「ウェート(トレーニング)をしているのか聞き回った」と現在は筋力アップを課題に練習に励んでいる。 命名に悩んだ両親の「ああで“もなく”、こうで“もなく”」が望那の由来。周囲から「もな」と親しまれる強肩捕手が、同校では23年ドラフト5位の楽天・松田啄磨投手以来となるプロ入りへ駆け上がる。(瀬川 楓花) ◆小出 望那(こいで・もなく)2003年8月3日、大阪市生まれ。21歳。天下茶屋小2年から西成銀河で野球を始め、天下茶屋中では軟式のバイキングジュニアに所属。大産大付では1年夏からベンチ入り。高校通算本塁打30本以上を誇る。甲子園出場はなし。大産大では1年秋から正捕手。175センチ、85キロ。右投右打。
報知新聞社