大東文化大、箱根路へ1・2年生がチームに勢い…U20日本記録の棟方一楽&前哨戦好走の大浜逞真
来年1月2、3日の第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=読売新聞社共催)に向け、選手たちの調整は最終段階に入った。東京・大手町の読売新聞社前から神奈川・芦ノ湖までの往復10区間、217・1キロをタスキでつなぐ21チームを紹介する。 第101回箱根駅伝エントリー選手一覧…1万mランキングもチェック
大東文化大の真名子圭(きよし)監督は「各学年に柱がいる」と言って、西川千青(ちお)(4年)、入浜輝大(きひろ)(3年)、棟方一楽(かずら)(2年)、大浜逞真(たくま)(1年)の名前を挙げる。中でも、下級生の2人はチームに勢いを与える存在だ。
棟方は11月17日の上尾シティハーフマラソンで、1時間1分38秒で優勝した。三浦龍司(SUBARU)が持っていたU20(20歳未満)日本最高記録を3秒上回る好タイムをマークし、「往路の主要区間のどこかで、区間上位で走れるように頑張りたい」と意気込む。
大浜は宮城・仙台育英高時代の昨年、全国高校総体5000メートルで日本人2番手の6位に入った逸材。2021年度まで仙台育英の監督で、高校1年時に指導を仰いだ真名子監督から「世界を目指そう」と誘われ、大東大を進学先に選んだ。出雲駅伝で2区3位、全日本大学駅伝で1区5位と、1年目から期待通りに戦力となっており、箱根駅伝でも「いい流れを作っていきたい」と意欲十分だ。
チームは総合5位を目標に掲げており、主将の西代雄豪(4年)は「自信を持って挑めるようなチームになっている」と手応えを口にする。(田上幸広)