後半ATに劇的同点弾を許したが…… アルテタ・アーセナルが王者に示した脅威 「彼らがより本物であることを示す説得力のある証拠」
1人少ない中での勝ち点1
プレミアリーグ第5節の注目カードであったマンチェスター・シティとアーセナルの一戦は2-2で終了し、両者勝ち点1を分け合う結果に終わった。 今季最初の師弟対決! マンC対アーセナルのビッグマッチを制したのは マイケル・オリヴァー主審の判定が試合後、どちらのチームからも不満を招くことになったが、今シーズンもプレミアリーグのタイトルを争う両者のレベルの高さを感じられる試合でもあった。 後半ATの失点であったことから、アーセナルにとっては悔しい引き分けとなったが、前半でレアンドロ・トロサールが退場したこと、敵地エティハド・スタジアムでの試合だったことを考えるとネガティブなことばかりではないだろう。英『BBC』も苦境の中でもアーセナルが王者シティに対して本物であることを示したと綴っている。 「ペップ・グアルディオラ率いるシティは、勝ち点獲得というよりも勝利を匂わせるような祝勝会を行った。これは、成熟し、たくましくなったアーセナルが彼らに与えた苦難に満ちた経験の証である。アーセナルは打ちひしがれたが、その苦い失望が消え去ったとき、彼らはこの見事に組織された勇敢なパフォーマンスを振り返ることができるだろう。それは、高度な駆け引きが織り交ぜられたものであり、これは彼らがより本物であることを示す説得力のある証拠である」 同メディアは、シティが劇的同点弾に喜びを爆発させたのはアーセナルがそこまで王者を苦しめた証拠であると考えており、数的不利の中でも戦ったアーセナルのパフォーマンスを称賛した。 アーセナルは前節のトッテナム戦を皮切りにCLのアタランタ戦、そしてシティ戦と強豪とのアウェイ3連戦が続いたが、マルティン・ウーデゴーを全試合欠いた中で1勝2分と負けていない。この3連戦でアーセナルが見せた姿はより成熟したパフォーマンスであり、今シーズンのタイトルを期待させるものであったと言えるだろう。
構成/ザ・ワールド編集部
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