「頑張っても評価されない…私ってナメられてる?」→マッキンゼー出身の女性起業家の答えに胸がスッとした!
「あなたの貢献が評価されていると思いますか?あなたが日々発揮している強みについて、気づいてもらっていますか?」 「そうは思いません……私は自分の仕事ぶりをアピールしませんし……」 私はスーザンにこう伝えました。 「どうして?あなたが数字を管理してチームに関わり続けていなければ、上司は成果が出せなかったはずですよ。私から提案させてください。毎週15分間、上司のカレンダーに予定枠を入れてもらい、目の前に座って報告して、チームへのあなたの功績をすべて理解してもらってください。その上で、あなたが目指すところに行くための新たな指導力を得るためのツールをいくつかご提供します」 ● 「あなたは自信がなさそうに見える」 と言われたら「自信」の定義を訊こう 私はスーザンと、上司との会話を想定したやりとりの練習を行い、スーザンは私のアドバイスを実行に移しました。毎週上司の目の前に座って、チームへの功績を確実に把握してもらい、気づいてもらっていない自分のスキルを示すと同時に、リーダーとしての新たなスキルを見せつけたのです。 こうしてCEOと関わり、発言力を高めることで、スーザンは最終的に最高財務責任者に昇進しました。
スーザンのように、上司と自分の働き方のスタイルが異なることは、珍しくありません。注目すべきは、上司の「自信の定義」がスーザンとは違うことです。上司は威張っていて外向的であり、スーザンは静かに支えるタイプです。どちらもチームを率いるにあたり、同等に大きな影響力を持つ方法になり得ます。 スーザンがどうすれば職務の範囲内で最善の道を進めるかを考えていたときに、私はあることをひらめきました。それは、私たちが「自信」という言葉から連想するイメージが、ひとつしかなく、幅が狭いということ。 スーザンの上司が想定する定義は、社会が何世紀にもわたって定義してきた外面的な自信です。この定義は一部の人や状況にしか適用できず、大部分の人は排除しているのです。 自信をひとつの定義の枠に当てはめようとするから、葛藤する。スーザンの悩みは、あなたが職場やプライベートで経験していることに似ているかもしれません。 最近の出来事を、この新しいレンズを通して眺めてみると、新たな気づきがありました。2013年、ジャネット・イエレンが米国連邦準備制度理事会(FRB)の議長に指名されました。