なんと3度目の逮捕!羽賀研二容疑者が本誌に語っていた「うまい話なんてない」の真意
9月25日、元タレントで実業家の羽賀研二(本名・當眞美喜男63)が強制執行妨害容疑で逮捕された。これで3度目の逮捕となる。 【画像】本誌直撃インタビューに答える羽賀研二容疑者。更生を誓っていたが... 羽賀容疑者は’23年6月、山口組弘道会傘下の暴力団組長ら7人と共謀。自身が所有する沖縄県のビルや土地について、代表を務める会社に所有権が移ったとする嘘の登記をし、差し押さえを免れようとしたなどの疑いが持たれている。警察は26日現在、7人の認否を明らかにしていない。 また、『TBS NEWS DIG』が26日昼に配信した記事によると、捜査関係者の話として、そもそも羽賀容疑者の会社は嘘の登記をする目的で設立された可能性があるという。購入資金の貸し付けや登記は、暴力団組長の指示で行われたとみられている。 ◆沖縄から愛知県へ移送された羽賀容疑者 羽賀容疑者は、25日に在住する沖縄県で逮捕され、その後、愛知県に移送された。中部国際空港で、飛行機のタラップから降りる同容疑者は黒いキャップに黒いマスクで、表情を窺うことはできなかった。 「羽賀容疑者は’07年6月に未公開株の元値を隠して高値で売り付け、債務を逃れようとした容疑で逮捕され、懲役6年の実刑判決を受けて服役。’19年には偽装離婚による強制執行妨害容疑で逮捕。1年2ヵ月の実刑判決を受けました。’21年9月に再出所し、沖縄の人材派遣会社などを経営しながら芸能活動を再開させていましたが、完全に更生することはできなかったということでしょう」(全国紙社会部記者) ◆「普通の生活を普通に送れる人になりたい」 ’21年9月の出所から2年後の’23年7月。本誌は、新宿歌舞伎町の有名ホストクラブ『愛本店』で「体験ホスト」2日目を終えたばかりの羽賀容疑者に直撃インタビューを行っていた。そこでは、「うまい話なんてない」と語っていたのだが……。記事を再録して紹介する(内容は一部修正しています)――。 ’23年7月の午前2時過ぎのことだった。新宿・歌舞伎町で、焼けた肌に白いジャケットを羽織って歩く羽賀研二。本誌が声をかけると、 「なんでも聞いてください」 と応えた。表情に少し疲れが滲(にじ)んでいるのは、『愛本店』での「体験ホスト」2日目を終えたばかりだからだろう。 「5日間、体験入店することになったんですけど感心しましたね。『愛本店』のホストたちは皆、僕よりも40歳くらい年下なのに実にしっかりしている。礼儀正しく、お客様のどんな動きも見逃さないし、どんな話題にもついていく。真面目だし、よく勉強していますよね。しかもアイドル並みにハンサム。 『還暦すぎた羽賀がホストなんて……』と皆さん思われているでしょうけど、当の本人は全然負けるつもりはない(笑)。若い子にはない経験が僕にはあるから。TPOに合わせた振る舞いを披露していますよ。ごっつい背中を見せてやろうじゃないか、とね」 初代「いいとも青年隊」でブレイク。数々の美女と浮き名を流してワイドショーの常連となった。その経験は、たしかに接客に活かせそうだ。そんな羽賀が突然逮捕されたのは、’07年のこと。未公開株の売買をめぐる詐欺などの容疑だった。当時、各メディアの先陣を切ってこの事件を報じていたのが本誌だが、羽賀は「感謝しかないです」と言うのだった。 「フライデーには当時、徹底的にやられましたね。もちろん、自分が悪いんですけど、本当に地獄を見ました。でもね、恨みなんて全くないです。僕、フライデーさんの表紙を飾らせてもらったことがあるんですよ。頑張っている人は応援するし、悪いことをしたら、ちゃんと批判する。それは当然だしフェアだと思っています。そして今回、こうして頑張ろうとしている僕を取材しに来てくださった」 「すべてを失った」ことで「教訓を得た」と、この時の羽賀は前向きだった。 ◆デパートで搬入作業の日々 「考えが浅かったというか、軽かったというか……自分の身に起こることって、すべて己に原因があるんですよね。うまい話なんてないんですよ。普通の生活を普通に送れる人になりたい。いま、拠点にしている沖縄で、社員10人ちょっとの小さな会社を経営しています。 人材派遣とか、和菓子などの販売をしていて、ポップアップストアをやるときは、僕が閉店後のデパートで搬入作業をしていますよ。あとはジュエリーのデザインですね。贅沢できるほど稼いでないですし、晩御飯がカップ麺なんて当たり前ですけど、地に足をつけて一歩一歩、ひとつずつ信頼を積み上げていかないと本当に終わる、と思っていますから」 羽賀容疑者が、本当に更生できる日はくるのだろうか──。
FRIDAYデジタル