東京五輪エンブレム発表 森会長「世界のアスリートの目標に」
THE PAGE
2020年東京五輪の開会式まであと5年となった24日、五輪とパラリンピックの大会エンブレムが東京都庁で発表された。
五輪エンブレムはアルファベットの「T」を、パラリンピックエンブレムは記号の「=(イコール)」をイメージしたデザイン。「T」はTOKYO、TEAM、TOMORROWの頭文字で、「=」は平等という思いを込めた。 東京五輪で世界が一つになる、その和の力の象徴としてデザインされた。すべての色が混ざることで生まれる黒と、白を中心にした配色で、大きな円があしらわれている。右上の小さな赤い丸は日の丸のイメージでもあるが、ハートの鼓動を表す。 昨年10月から条件付き公募で集まった国内外の104作品の中から、東京生まれのアートディレクター、佐野研二郎さんの案が採用された。
エンブレムは大会組織委員会が発表。会長の森喜朗氏は同日夜、都庁の都民広場で行われた発表会で、「大会のシンボルとして、東京大会を目指す世界中のアスリートの目標になる」とあいさつし、最高の五輪を作り上げようと呼びかけた。舛添要一都知事は「新しいエンブレムがこれからのオールジャパンをけん引するシンボルとなる」と来る2020年を見据えて語った。 発表会には、組織委員会理事でアテネ五輪男子ハンマー投げ金メダリストの室伏広治さんやパラリンピック競泳金メダリストの成田真由美さん、そして東京大会を目指すヤングアスリートたちも登場し、華を添えた。 (撮影:山本宏樹)