【独自】ホーバー事故2件報告せず 船長ら7人を「船員法違反」の疑いで書類送検 小田社長「事故の不申告は知らなかった」
別府湾の周遊運航を11月30日開始したホーバークラフト。このホーバーを巡り、訓練中の2件の事故を国に報告しなかったなどとして、船長ら7人が船員法違反の疑いで書類送検されていたことが捜査関係者への取材で分かりました。 【写真を見る】【独自】ホーバー事故2件報告せず 船長ら7人を「船員法違反」の疑いで書類送検 小田社長「事故の不申告は知らなかった」 (堤記者)「捜査関係者によりますと、船長らは事故の報告や航海日誌の記載などに不備があったということです」 この事故は今年3月21日、ホーバークラフト2番船「Banri」が大分空港の航走路での訓練中、フェンスに接触しました。捜査関係者によりますと、2番船「Banri」はこの事故が起きる前の3月2日にも同様の接触事故を起こしていましたが、2件の事故について、船長2人が法律で定められている国土交通大臣への報告をしなかったという事です。 また、航海日誌に航路などを記録することが義務付けられていますが、船長ら7人は訓練中の運航について複数回にわたって記載していませんでした。大分海上保安部は11月27日付で船長ら7人を船員法違反の疑いで大分区検に書類送検しました。 運航会社の大分第一ホーバードライブの小田典史社長は「事故の不申告は知らなかった。記載ミスについては今後徹底する」などとコメントしています。
大分放送