資産2億円ママが暴露「2024年末の米国株は、米国の州の債券で読み解け」
米国だけでなく世界経済の行方を左右すると言っても過言ではない米国大統領選挙。選挙後には「株価が上昇する」というジンクスがあるが、最近の市場の乱高下を考慮すると、楽観視できる状況とは言いがたい。 このような不透明な状況の中で、個人投資家たちはどのような予測を立てているのだろうか? 資産2億円の育ママ投資家・ちょる子氏(X:https://x.com/kabu_st0ck)に、米国株の年末相場の行方などについて話を伺った。短期連載全2回の第2回。
2024年末の米国株は、米国の州の債券で読み解け
ーー米国株の年末相場の見通しについてお聞かせください。 現時点において、米国経済は依然として堅調な状態を維持していると言えるでしょう。また、50bpの利下げが実施可能な状況にあることも、現在の米国株の高騰につながっていると考えられます。 また、インプライド税率(市場が織り込む税率:課税地方債-非課税地方債の差)を見ると、ハリス氏の法人税増税を織り込んだ動きをしておらず、減税を織り込んだ動きをしています。つまり市場から警戒されているわけです。一方で、減税が織り込まれているということは、現時点ではハリス氏の当選はあまり期待されていないのかもしれません。 ただ、第1回でご紹介した岐阜暴威さんの見解から、個人的にはハリス氏が当選すると予想しています。これで同氏当選が濃厚になれば、それにつられて債券利回りが上昇していくと思います。 ーーハリス政権になれば、現大統領であるバイデン氏の政策を引き継ぐ形になるので動向が捉えやすいかと思いますが、もしトランプ氏が当選したとなれば話は変わってきそうですね。 そうですね。トランプ氏が当選するのは考えものだなと思っていて...。なぜなら、自国ファーストの政策ばかりになってしまうからです。過去には同氏のツイート(現ポスト)ひとつで株価が乱高下していましたから。私が保有していた東京エレクトロン(8035)も例外ではなく、1日で1000円ほど株価が変動していましたからね。 以上から、スキャルピングやデイトレードであれば問題ないかもしれませんが、中長期 視点で投資する場合は、やりにくくなるだろうなと感じています。
ちょる子