大阪ただいまー 初の弾き語りツアー中の矢井田瞳が熱唱
毎年同じ日にライブができるのはありがたい
ヤイコに聞く~「ヤイダヒトリ」のこと ──おかえりなさい! 728の「なにわの日」、大阪で今年もライブですね。 毎年同じ日にライブができるのはすごくありがたい。特に今年はデビュー15年目にして初めての弾き語りツアー中。「元気祭りver.」の初日なので! ──ライブ会場の「AKASO」の印象は? リラックスできるライブハウスです。昔からいい音楽がしみついている。壁からいい音楽が聞こえてくるような。お客さんとの距離も近いし、あったかい感じ。バナナホールって言ってたころからなじみがあります。関西のバンドはみんなバナナホールでやりたいと目指しているような、関西では登竜門的な場所だと思います。 ──「ヤイダヒトリ」。今年は弾き語りですね。どうして弾き語りを? 弾き語りツアー、いつかはやりたいなあって5年くらい前から思ってたんです。いつかはやりたいなやりたいなやりたいなと思ってたら何年も経ってしまって。15年目の節目に新しいことにチャレンジしたいなと思ってたんですけど、今こそやるべきやなと思って。なんか……怖いっていうか、イベントなどで20分~30分くらい弾き語りで出ることはあったんですが、自分の音と声だけできちんと一つのショーを作って全国回るって、自分の中ではすごい大変なことのように思えて。びびってて足が出なかったんですけど、いよいよやるべきときかなと思って。 ──そう思われた理由は何かありました? 先輩ミュージシャンたちがギターと歌だけでステージに立っている姿を見て、バンドも好きやけど、弾き語りだけでしか体感できないものもあるなあと学んで、ぜひ私もチャレンジしてみようと思って。 ──実際にやってみて、いかがでしたか? 毎回ドキドキするんですけど、これまでのどのツアーよりも実感が湧きますね。お客さんとの距離も近いこともあって、自分のギターの弾く加減一つでお客さんの熱がわっと盛り上がったり、ちっちゃく弾けばしゅーーってなったり。全てがダイレクトなのでやりがいがあって楽しいです。先輩ミュージシャンは、弾き語りは「自由がいいんだよ」と言ってくれてたんですけど、その自由な感じがちょっとだけわかってきた感じです。