【JJドラマ部】2024夏ドラマ「この俳優が良かった!」BEST5|JJ
『新宿野戦病院』と『虎の翼』が出演者かぶりまくり
イマ:そんなチョロの息子・仲野太賀が主演を務めた『新宿野戦病院』(フジテレビ系)に出ていた塚地武雅、戸塚純貴、余貴美子をあげてますね。しかも、この3人は『虎に翼』(NHK総合)にも出ています。 小林:『新宿野戦病院』は個性的なキャスト揃いでしたが、塚地さんが演じた堀江しのぶは特に良かったです。放映前には公式サイトでの堀江しのぶの人物紹介文でひと悶着ありましたが、始まってみたらそこらへんの批判は一切出ない圧巻の演技でしたね。 イマ:認知症の母親のために父親のふりをするエピソードの回は胸にぐっときました。 小林:塚地さんの話し方ってとても丁寧で、セリフの内容が心に伝わってくるんですよ。堀江しのぶでスピンオフをやってほしいくらい魅力的なキャラでした。 イマ:あと、ペヤングをめぐるやり取りもコミカルで面白かった(笑)。あれを見て夜中に食べたくなった人、いっぱいいたんじゃないかな? 小林:その一方で、『虎に翼』では弱きを助ける気骨ある弁護士役。役の振り幅が凄い。あと、『ドランク塚地のふらっと立ち食いそば』(BS日テレ)ではメインMCとしてちゃんと芸人さんをやってるんですよ。 イマ:え、BSのバラエティー番組までチェックしてるんですか(笑)。いやー、売れてますよねー。 小林:売れているといえば、戸塚純貴は『新宿野戦病院』『虎に翼』に加えて、『青島くんはいじわる』(テレビ朝日系)にも出演しています。 イマ:ざっと調べたら2024年はテレビドラマ8本、映画5本、舞台1本と、バイプレーヤーだとしてもかなりの出演数です。ウィキペディアをいくらスクロールしても一番下までいかない(笑)。 小林:彼、実はジュノンボーイ出身だって知ってました?2010年の「理想の恋人賞」を受賞して、『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011』(2011年/フジテレビ系)で俳優デビュー、『仮面ライダーウィザード』(2012年/テレビ朝日系)にも出演しています。 イマ:最初はイケメン売りだったんですねー。 小林:でも、圧倒的にコメディー路線の方が合ってる。最も尊敬する役者は「ジム・キャリー」だし。 イマ:『虎に翼』では#俺たちの轟というハッシュタグができるくらい人気が出ましたね。 小林:彼が出てくるとどんなに緊張した場面でもホッとするんですよねー。『肝臓を奪われた妻』(2024年/日本テレビ系)ではコメディー要素がなかったせいか、ちょっと物足りなかったです。 イマ:あと、小林さんがあげたのは余貴美子ですね。『虎に翼』ではちょっと控えめな後妻役として出ていましたが、もちろんそれだけで終わるはずもなく…。 小林:あれを見て、昔の人って認知症になっても着付けは忘れないのかって妙なところで感心してしまいました。それと彼女、60代後半でいまだにちゃんと色気があってカッコいいんですよね。『サンクチュアリ-聖域-』(2023年/Netflix)では胸を揉みしだかれてたし(笑)。女性としても憧れます。 イマ:認知症の老女から借金まみれの不良母まで、彼女も役の幅が広いですよね。 小林:『ちゅらさん』(2001年/NHK総合)あたりの時より、今のはっちゃけた感じの方が好きです。