先制の21号ソロを放ったDeNA・牧秀悟選手

■プロ野球　広島 2－11 DeNA　（16日　マツダスタジアム） 4位・DeNAは3位・広島との直接対決に大勝し、連敗を2で止め再びゲーム差を1に縮めた。 前日は今季6度目の10失点大敗を喫し迎えたこの試合。相手先発・森下に対し、初回に牧が21号ソロを放ち先制も、東が坂倉に11号ソロを浴び同点に。それでも2回表に6安打を集中させ一挙5得点。東は6回途中2失点の好投をみせると、打線は7回以降も得点を重ね18安打、今季8度目の2ケタ得点となる11得点と圧倒した。 スタメンは1番ライト・梶原、2番セカンド・牧、3番レフト・佐野、4番ファースト・オースティン、5番サード・宮﨑、6番センター・桑原、7番キャッチャー・伊藤、8番ショート・森敬、9番ピッチャー・東のオーダーを組んだ。前日右手首付近に死球を受けた正捕手・山本祐大は右尺骨骨折で登録抹消され今季絶望となった。 相手先発・森下に対し、初回1死から牧がレフトスタンドへ21号ソロを放ち先制に成功する。 東克樹は中5日で今季24度目の登板、ここまで12勝3敗、リーグ6位・防御率1.96。前回の9月10日・阪神戦（甲子園）は5回0/3を10安打5失点（自責5）で負け投手、自身の連勝は4で止まった。今季の広島戦は8度目、3勝2敗、防御率1.76。 援護をもらった初回は、先頭の秋山を二ゴロも、2番・坂倉にライトスタンドへ11号ソロを浴び1－1の同点に追いつかれる。 それでも打線は2回表に、先頭の宮﨑がレフトフェンス直撃の二塁打、桑原が左前安打で無死一、三塁とすると、伊藤が右前適時打、森敬はスクイズを成功させ3－1と勝ち越し。なおも無死一、二塁で、東は犠打で二、三塁とし、梶原が右前適時打、1死から佐野も左前適時打を放ち一挙5得点で6－1と大量リード。 大量援護をもらった東は2回は2死から内野安打を許すも無失点。さらに3回も三者凡退と本来のテンポで得点は与えず。 4回には1死から小園に中前安打、末包に四球で一、二塁と走者を溜めるも、菊池を遊ゴロで2死。矢野は変化球で空振り三振に斬りピンチ脱出。さらに5回は先頭の會澤に四球を出すも、代打・石原を空振り三振、秋山を遊ゴロ併殺打に打ち取る。 打線は6回に2番手・中﨑に対し、先頭の桑原が中前安打、1死から森敬が左前安打でつなぐと、東が犠打で2死二、三塁。しかし梶原は左飛と追加点は奪えず。 東は6回裏に2本の安打で2死一、二塁となったところで、2番手・中川颯に交代。中5日の東は6回途中99球5安打5奪三振2四球2失点で降板した。代わった中川颯だったが、菊池に左前適時打を浴び6－2。それでも矢野を空振り三振で最少失点で切り抜ける。 7回の攻撃は、3番手・黒原に対し、2死走者なしから相手の連続失策で一、二塁とし、桑原が左前適時打を放ち7－2と2回以来の追加点を挙げる。7回裏は3番手・ウィックが先頭打者にセカンドへの内野安打を浴びるも得点は与えず。 8回の攻撃は4番手・塹江から、伊藤、森、代打・蝦名の3連打で無死満塁とし、続く梶原の適時内野安打、牧の犠飛で9－2。8回裏は4番手・ウェンデルケンは無死一、二塁のピンチを抑え無失点。 9回は相手5番手・遠藤に対し、京田が四球も宮﨑が併殺打で2死。それでも桑原が右前安打、伊藤がレフトオーバーの適時二塁打、森敬も適時二塁打で続き11－2と今季8度目の2ケタ得点。 9回裏は5番手・伊勢がリードを守り切りゲームセット。東が13勝目（3敗）を挙げた。