カズ所属のJFL鈴鹿「八百長未遂事件」の衝撃事実発覚に処分決定も告発者がSNSで反論して騒動は泥沼化
FDCでは八百長行為に対して、最低5年間のサッカー関連活動の禁止と最低1000万円の罰金を科している。重大な違反と判断された場合には、永久的なサッカー活動の禁止処分を含めた厳罰が科され、未遂行為でも処罰対象となると定めている。 一連の状況を鑑みた上で規律委員会は鈴鹿に500万円の罰金を科し、仙台との当該試合を0-3の没収試合として鈴鹿の敗戦扱いとした。さらに仙台戦前日における塩見氏の指示が、懲罰基準で定められる「試合の経過、結果に不当に影響を与え、操作する行為」に該当すると判断。2年間のサッカー関連活動の禁止を通知した。 塩見氏は規律委員会に提出した陳述書で、最初のミーティング後に西岡氏から、吉田氏とともに具体的な失点方法を含めた八百長の指示を受けた旨を述べている。しかし、JFLによる各当事者への聴取などで、そのような事実が認定されなかったという。 ただ、元をたどれば最初のミーティングにおける西岡氏の発言が、結果として八百長未遂行為を誘発した事実は残る。規律委員会も「サッカー界とこれに関わる様々な関係者の名誉と信用を毀損し、その秩序風紀を乱す行為」と西岡氏の責任の重さを指摘したが、ならばわずか3ヵ月間のサッカー関連活動の禁止は甘いのではないか。 吉田氏に対する処分も然り。規律委員会は代表取締役として西岡氏とともにミーティングに出席し、試合前日のミーティングでは塩見氏を監督する立場にありながら、塩見氏の言動を止めなかった不作為の責任は免れないと厳しく批判した。なのに西岡氏よりもさらに短い、1ヵ月間のサッカー関連活動の禁止では世間は納得しない。 規律委員会の発表を受けて、塩見氏は自身のツイッターへ反論を立て続けに投稿。一部を抜粋すれば、不快感が込められたこんな文言が綴られている。 「西岡会長の指示から、吉田社長が返事をして、ミラ監督と、吉田社長を守る為に塩見が2人をかばって選手に話したと、きちんと記事かいてくださいね。訴えます」 「八百長指示を返事したのは、ミラと、吉田。(中略)試合前日のMTGでは、俺がかばうために発言したが、その前のMTGでは俺は返事もしてない、しゃべってもいない」 「俺は永久追放いい。が、西岡会長、吉田社長が仕組んだ話。で、吉田社長と、ミラ監督が実行する予定を塩見がかばって選手に話をした。選手もコーチも知っている」