昨季ウインブルドン女王クレイチコワが全豪オープンを欠場。「背中のケガがまだ完治していません」と断念<SMASH>
2024年7月の「ウインブルドン」女子シングルスで四大大会2勝目を挙げた元世界ランク2位のバルボラ・クレイチコワ(チェコ/現10位)が、1月5日に自身の公式SNSを更新。1週間後に開幕を迎えるシーズン最初の四大大会「全豪オープン」(1月12日~26日/オーストラリア・メルボルン/ハードコート)を背中の負傷により欠場すると発表した。 【画像】クレイチコワが全豪オープン欠場を報告したX画面 全豪でもこれまでに2度(22、24年)ベスト8へ進出している29歳のクレイチコワ。昨年は準々決勝で後に大会連覇を果たした現世界女王のアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)に敗れて4強入りを逃していた。 今回の投稿では思い入れのあるメルボルンの舞台でプレーできなくなったことへのショックを綴るとともに、現況を次のように報告している。 「皆さんこんにちは。全豪オープンの欠場について、簡単に最新情報をお伝えしたいと思います。残念ながら、24年シーズンの終わりに悩まされた背中のケガがまだ完治していません。メルボルンでプレーするのは大好きですし、昨年は準々決勝まで進んだ素晴らしい思い出があるので、本当に残念です。 皆さんのサポートに感謝しています。100%の状態に戻るために一生懸命努力しているところです。またコートで皆さんにお会いできるのが待ちきれません!」 WTA(女子テニス協会)公式サイトによると、クレイチコワに加えて同郷の元女王カロリーナ・プリスコワ(現45位)と、23年8月に現役復帰を果たした元世界1位のキャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク/現73位)も今年の全豪を辞退すると発表。3人の代替選手としてヌリア・パリサス・ディアス(スペイン/104位)、ユリア・スタロドゥブツェワ(ウクライナ/100位)、レベッカ・マリノ(カナダ/98位)が本戦に出場する。 文●中村光佑