筑波大戦で負傷の町田DFチャン・ミンギュが約4カ月半ぶりの公式戦へ「ワクワクしています」 けがの期間は「本当にもどかしかった」
J1町田のDFチャン・ミンギュ(25)が30日、町田市内で練習を行い、出場すれば負傷交代した6月12日の天皇杯2回戦・筑波大学戦以来の公式戦となる次節の鳥栖戦(11月3日、駅前不動産スタジアム)に向けて「正直ワクワクしています。その中で試合に出るだけじゃなくて、勝つためにしっかり準備していきたい」と意気込んだ。 チャン・ミンギュは先発出場した6月の筑波大との試合で、前半8分に相手選手と接触し途中交代。試合後、左鎖骨骨折で全治3カ月と診断され離脱した。「本当にもどかしかった」とけがの期間を振り返りつつも「後悔してても仕方ない」とリハビリ期間をポジティブに捉え、イチから体を作り上げ、パス、トラップなど基本技術から積み上げてきたという。 次節は主将で大黒柱のDF昌子が累積警告で出場停止。右膝のけがでDF中山も別メニュー調整が続いており、チャン・ミンギュが次戦にセンターバックで出場する可能性が高い。チームはリーグ戦直近10戦で2勝と停滞している様子を外から見ていただけに、自身が貢献したいという思いも強くなったようだ。「自分がもし試合に出て絡むことができたら、町田らしさっていうのをまた全開に、自分ができることに注力していきたい」と自身約4カ月半ぶりの公式戦へ熱っぽく語った。 チームは前節の柏戦で、後半追加タイムにPKで追いつく執念を見せ勝ち点1をもぎ取った。首位広島が敗れたため、勝ち点差を5に縮め3位につけている。「この位置にいるっていうだけでもほんとに栄光なことだと思っている。その中で幸せを感じながら、もう最後まで町田らしくしぶとく、諦めずに粘っていきたい」と残り4試合での逆転優勝へ意気込んだ。