「現在の選択肢で十分やっていける」新戦力獲得の噂が途絶えないリバプールに専門メディアは独自見解「切迫はしていない」
遠藤航が所属するリバプールは現地時間8月25日、プレミアリーグ第2節でブレントフォードとホームで対戦し、2-0で勝利を収めた。開幕戦に続き、この日もスタメンから外れた遠藤は、試合終了間際に交代でピッチに立ち今季初出場を果している。 【動画】マンCとの大一番で際立ったパス! 遠藤航の決定機創出シーン アルネ・スロット新体制の下、初戦に続き連勝を飾るなど順調なスタートを切ったリバプール。その中で、昨季、中盤の底を支えた遠藤の起用法が現在も大きな話題の一つとなっている。2試合でのプレータイムが僅か数分だったことで、開幕前より囁かれた遠藤の“降格”がはやくも現実のものとなった感は否めない。 さらに、今夏新たな戦力補強への動きもみせており、獲得とはならなかったもののレアル・ソシエダのマルティン・スビメンディをターゲットにしていたとも報じられた。加えて、移籍市場残りわずかとなったスケジュールで引き続き、中盤の選手獲得を目指すとの声も聞こえてきている。いずれにせよ、今後もより新指揮官のカラーに染まっていくチームにおいて、遠藤の在籍2シーズン目は、出場時間が昨季よりも大きく減ることが予想される。 その一方で、選手補強に関してはクラブ専門メディア『LIVERPOOL.COM』でも、興味深い見解を示している。 同メディアは、スビメンディ獲得が失敗に終わり、「これにより、リバプールは今夏、トップチームに選手を獲得していない唯一のプレミアリーグのクラブとなった」と指摘。さらに、クラブが現在もMF獲得に動いていると伝えながらも、「しかし、ファンの新たな加入への渇望がまだ満たされていない一方で、おそらくレッズの補強の必要性については、多くの人が信じているほど切迫してはいないだろう」と見通している。 その上で、「リバプールにはワタル・エンドウがまだいるが、ライアン・フラーフェンベルフは、新監督のスロットが今シーズンは『6番の役割に集中するように』と指示を受けたという。彼は開幕週のイプスウィッチ戦でそのポジションで活躍した」と振り返っており、「リバプールは移籍期限までに新たな6番を獲得することになるかもしれないが、もしそうならなくても悲観的になる必要はない。リバプールは現在の選択肢で十分やっていけるはずだ」と説いている。 遠藤と同じく昨季加入したフラーフェンベルフは開幕からの2試合で守備的MFのポジションでスタメン出場を果しており、いずれも安定したプレーで勝利に貢献した。現地メディアが期待を寄せる22歳のフラーフェンベルフ、そして経験豊富な遠藤と、在籍2シーズン目の選手同士の争いも、やはり注目の的となりそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]