日本で二番目に「島の数が多い都道府県」はどこなのか? 気になる正解率は9%だった
日本には1万4000を超える島があります。では、日本で二番目に「島の数が多い都道府県」はどこかご存知でしょうか。 ◆【写真2枚】都道府県別の「島の数ランキング」を見る 今回、アンケートで尋ねたところ、正解したのは回答者全体の約1割でした。 記事後半では、日本で二番目に「島の数が多い都道府県」の経済面を紹介します。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
日本で二番目に「島の数が多い都道府県」はどこ?
LIMO編集部が全国の10歳代~60歳代の男女100名を対象に、「北海道」「長崎県」「鹿児島県」「沖縄県」の4択のうち、「日本で二番目に『島の数が多い都道府県』はどこでしょうか」というアンケートを取ったところ、全体の38%が長崎県と回答。 次に多かったのが31%の沖縄県。そして22%の鹿児島県、9%の北海道という順番になりました。 ちなみに各県の面積は、大きい順で以下の通りです(出所:国土地理院「都道府県別面積の順位」で、*は参考値)。 ・北海道 8万3457.06平方キロメートル ・鹿児島県 *9188.99平方キロメートル ・長崎県 4105.75平方キロメートル ・沖縄県 2276.64平方キロメートル
4つの県の「島の数」を比較すると…
国土地理院が公表している「日本の島の数」によると、日本で二番目に「島の数が多い都道府県」は、北海道です。気になる島の数は、1473島となっています。 海に囲まれた北海道には、昆布が有名な利尻島や高山植物の宝庫である礼文島、日本最大の無人島・渡島大島など、数多くの島があります。 北海道に続いて島の数が多いのは、鹿児島県の1256島。そして岩手県の861島、沖縄県の691島という順番。日本には1万4000を超える島があり、一番島の数が多い長崎県には1479もの島があります。 これまでは海上保安庁が1987年に公表した6852島が日本の島の数として広く用いられてきましたが、2023年の国土地理院による調査でその数は1万4125島へと大幅に更新されました。 ちなみに、島を有さない都道府県は全部で9つ。内陸県である栃木県、群馬県、埼玉県、山梨県、長野県、岐阜県、滋賀県、奈良県のほか、大阪湾に面する大阪府にも自然に形成された島はありません。滋賀県や山梨県にも島はありますが、国土地理院の計算では入っていませんでした。 国土地理院が計算している方法は以下の通り。 1.法令等(離島振興法、有人国境離島法等)に基づく島を重複なく計数する。 2.1.のほか、電子国土基本図に描画された全ての陸地120,729(令和4年1月時点)のうち、周囲長0.1km以上の海岸線で囲われた陸地を対象に計数する。この際、当院の保有する資料の範囲内で、自然に形成されたと判断できる陸地のみを計数の対象とする。