<わたせせいぞう>画業50周年 今年80歳「生涯現役」 名作「ハートカクテル」誕生の裏側
わたせさんは「常にチャレンジしないと明日がないと自分自身に言い聞かせています。でも、楽しいんですよ」と語り、「ずっと描き続けます。まだ旅の途中ですから」と“生涯現役”を宣言する。
わたせさんは今年、80歳を迎えるとは思えないくらい若々しい。常に挑戦し続けているからなのだろうか?
「それはあると思います。お茶の先生が88歳の女性なのですが。若いんですよ。若さの秘訣は若いお弟子さんと日々茶道に精進していることなんでしょうね。僕も年齢のことはあまり考えないんです。80歳だから……枷(かせ)を作らないようにしています」
昨年は「チョーク色のピープル」を復刊し、新作を加えた「チョーク色のピープル Complete Edition」(玄光社)が3月に発売され、新作「ハートカクテル カラフル」(小学館クリエイティブ)が5月、回顧録「ボクのハートフルライフー色彩の旅人の軌跡ー」(立東舎)が5月に発売された。画業50周年記念展が松本PARCO(長野県松本市)で1月19日まで開催中で、2月6~13日に東武百貨店 池袋店(東京都豊島区)、3月15日~5月11日に北九州市漫画ミュージアム(北九州市小倉北区)でも開催される。