マイコプラズマ肺炎、過去最多レベル 前年比40倍超で今後も増加の可能性
感染症法に基づく発生動向調査では5類感染症、定点把握対象疾患に位置付けられており、定点医療機関から毎週患者数が報告されている。ここ数年は比較的低い水準だったが、今年は過去10年で最多だった2016年を上回る流行状況となっている。
秋冬に増加する傾向があり、今後も流行が続く可能性があるという。専門家によると、ここ数年抑えられていたために今年は感染拡大の勢いは強いが、感染力は新型コロナよりも弱く、しっかりマスクを着用すれば防げる可能性が高いという。
厚生労働省は10月8日付で「週毎の報告数が現行の調査方法になった平成11年(1999年)以降最も多くなっている。管内の流行に注意していただくとともに手洗い励行や咳エチケットなどの感染予防策の普及啓発に協力願いたい」などとする全国の自治体向け事務連絡を出した。