【MLB】 ストーンの完封劇でドジャース4連勝 大谷が記録づくめの25号先頭打者弾 三冠王&MVPに向け期待高まる
【ドジャース4-0ホワイトソックス】@ギャランティードレイト・フィールド
日本時間6月27日、ドジャースは敵地ギャランティードレイト・フィールドでのホワイトソックス3連戦の3戦目を迎え、4対0で勝利。シリーズのスウィープを決めた。ドジャースは初回、大谷翔平の25号先頭打者本塁打で先制。さらに3回にも3番フレディ・フリーマンのタイムリー二塁打などで3点を追加した。ドジャース先発ギャビン・ストーンは完封劇を見せて9勝目(2敗)を挙げ、ホワイトソックス先発エリック・フェディに3敗目(5勝)が付いた。 【動画】大谷翔平の25号先頭打者弾(MLB.comより) 記録づくめの大谷の25号だった。フルカウントから真ん中よりのカッターを捉えた大谷の打球は、打球速度113.9マイル(約183キロ)、飛距離437フィート(約133メートル)の特大弾。2試合連続の先頭打者本塁打となり、さらにドジャースの球団史上初の10試合連続打点も記録した。その10戦の間に8本塁打と、大谷の勢いはとどまることを知らない。 さらにドジャースの先発ストーンは圧巻のパフォーマンスを見せた。9回7奪三振4安打無四球のピッチングでホワイトソックス打線を完封。キャリアハイの103球のうち73球がストライクというストライク先行の投球で、自身初の完封を達成した。ドジャース打線も好投のストーンを援護。3回には無死満塁のチャンスから2番テオスカー・ヘルナンデスが犠牲フライ、さらに3番フリーマンが二塁打を放ち、3点を追加した。ドジャースはホワイトソックス3連戦のスウィープを決め、4連勝。2位パドレスへのリードは8.5ゲームに広がった。 「1番・DH」でスタメン出場した大谷翔平は、第1打席に本塁打、第2打席はチャンスを広げる四球、第3打席は三塁へのファールフライ、第4打席も四球という内容。2打数1安打2四球2得点だった。シーズン通算成績は打率.322(MLB1位)、25本塁打(ナ・リーグ1位)、61打点(ナ・リーグ3位)、OPS1.045(ナ・リーグ1位)となっている。大谷がもしこのペースを維持できれば、シーズン198安打、48本塁打、120打点、32盗塁などほとんどの主要部門でキャリアハイを更新できる。自身初の三冠王、ひいては自身3度目のMVPに向け、期待は高まる一方だ。