百合子さま、納骨の儀式 夫三笠宮眠る墓に
15日に101歳で亡くなられた三笠宮妃百合子さまの本葬に当たる「斂葬の儀」のうち、「墓所の儀」が26日午後、東京都文京区の豊島岡墓地で営まれ、夫三笠宮と同じ墓に納骨された。秋篠宮ご夫妻や天皇、皇后両陛下の長女愛子さまら皇族のほか、親族や宮内庁幹部が参列した。 午後4時半ごろ、喪主を務める孫で三笠宮家の彬子さまや高円宮妃久子さまらと共に、白い布に包まれた遺骨の箱を持つ宮内庁職員が墓所へ進んだ。石室に納めた後、彬子さまが「永遠にお鎮まりください」との趣旨の言葉を述べ、深く拝礼した。 そばには先立った長男寛仁親王、次男桂宮、三男高円宮の3人の墓がある。 墓所の儀に先立ち、遺体は新宿区の落合斎場に運ばれ、火葬された。 一般向けの拝礼は午前と午後の2回実施され、903人が訪れた。午後は、百合子さまが100歳を迎えた2023年に撮った写真が遺影として祭壇に飾られた。穏やかな表情で、人柄が伝わるよう家族で選んだという。