【超カッコいい!】レーシングポルシェ マルティニ ポルシェ924 S クラシックカー走行会で魅せたそのダイナミックな走りとは?
5速はお休み
トランスアクスルの最適化された重量配分が功を奏している。シュトゥットガルトの後輪駆動ではステアリングを大きく修正する必要があるが「924」ではまるで滑っているかのように感じられるからだ。次のギアは、フルパワーが得られる5800rpmで切り替わる。3000rpmで190Nmのトルクは路面に好影響を与え、コントロールされたカウンターステアによるリラックスした加速を楽しむことができる。
もし、バックミラーに映る2台のアルファが、ガラス張りのテールゲートのスリップストリームを神経質にキョロキョロと見回していなかったら・・・。私はすべてのカーブで、コントロールを失うことなくグリップの限界に達する。ギアは全行程で4速あれば十分で、5速目は、今日はお休みだ。 数km走ると、私はクルマに慣れ、ラップタイムはどんどん速くなっていく。トーステンと私は、40人のドライバーとそのマシンが1日に数回、サーキットで名声と名誉を競い合うオールドタイマーとヤングタイマーのグループを交代でドライブする。これはサーキットデイであってレースイベントではないため、戦いの材料は限られている。参加者は本物のレーシングカーだけでなく、一般公道走行可能なスポーツカーも含まれる。
2018年からデニス ミュヘとともに様々なサーキットでクラシックカーのトラックデーを開催しているアンドレアス カスパー クーンは言う。「雰囲気はリラックスしたカジュアルなもので、楽しむことがすべてであり、最終的にはクラシックカーを正しい方法で運転できることを自分自身に証明することになる」と。そしてガレージに戻り、仲間たちがマルティニを飲みにやってくると、たくさんの武勇伝が語られる。
Helge Thomsen
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