エアコンの設定温度を下げずに「涼しく」感じられる方法2選!設定温度を1度上げた場合の「電気代」は?
夏の間、エアコンを使用して部屋の温度を調節する人がいるかもしれません。その中で「電気代を上げずに体感温度を下げたい」と考える人もいるでしょう。 今回はエアコンの設定温度を変えずに体感温度を下げる方法をまとめました。あわせて、エアコンの設定温度を1度上げた場合、どれくらい電気代に影響するかもご紹介します。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
エアコンの冷房設定温度を1度上げるとどれくらい電気代に影響する?
環境省によれば、冷房時のエアコンの設定温度を1度上げた場合、消費電力量は13%ほどおさえられるようです。また、経済産業省資源エネルギー庁によると、以下の条件でエアコンの温度を1度上げた場合、年間で約940円の節約につながるとされていました。 ●外気温:31度 ●エアコンの消費電力:2.2キロワット ●使用時間:9時間/日 ●変更前後の冷房設定温度:27度から28度 消費電力量でいうと30.24キロワットアワーの省エネにつながり、CO2削減量も14.8キログラムとなります。このことから、電気代を節約できるのはもちろん、環境にも配慮した行動といえるでしょう。 また、上記から反対にエアコンの冷房設定温度を1度下げると年間で1000円ほど電気代が高くなる可能性があることが分かるでしょう。ただし、実際には外気温やエアコンの消費電力などによって電気代は変動するため、あくまで目安です。 なお、冷房だけでなく暖房を使用する際も、1度設定温度を下げることで電気代の節約につながります。冷房の使用時に比べてより高い節約効果が期待できるため、夏冬問わず、エアコンの温度を調整するのは、効果的な電気代の節約方法といえるでしょう。 また、エアコンの使用時間を1時間短くすることでも、電気代の節約につながります。同じく経済産業省資源エネルギー庁によれば、設定温度28度の冷房を1日1時間短縮した場合、年間で約580円の節約効果が期待できるとされているため、外出時や就寝時など、タイマー機能を活用するとよいかもしれません。